4月が終わりました。


怒涛の日々で、よく乗り切った…!


すでにゴールデンウイーク前半に実家にも帰り、母の希望もあって休暇中に奈良に観光もしてきました。

父を失った悲しみは少しずつ、現実を生き、友人たちとのやりとりや交流のなかで、適応しつつあるようです。


むすめとしては少し安心。



そして今月はこんな感じでした。



20冊分ありますが、『プラスティック』(本屋大賞の超発掘本)は読んでる間に0時をまわったので、厳密には5月読了となります。


ここにはないのですが、読んでとても良かったのはこちら。

4月の「小説現代」に全編公開された『カフネ』


これはめちゃくちゃ好きでした。

内容こそはある程度想像できるし、訪問するお宅の現状も現代文学に多いもの。

それでも、この正反対の2人がとてもよかった。


どちらもある種の極端さがあって、他人からはえ?!って思われるような主張をするのだけど、それでもそこが痛快になるのは根が良いからなのだと思います。


単行本一冊分あるのでそこそこ量はあるのだけど、彼女たちの生き方を応援したくなるし、途中涙を浮かべてしまうところもあり、あっという間の読書体験でした。


6月に単行本として発売だそうなので、ぜひ読んでみてください。

おすすめです。



あと『存在のすべてを』もすごく好きでした。

こちらはたくさんの方がレビューされてるので、ぜひ参考に手にとって読んでみてください。



これも好みで、あっという間に読了しました。

子どもの頃の精神科入院歴のこととか、普段なかなか読むことは多くないのだけれど、サラッとしていて自己語りほどではない必然なエピソードが興味深かったです。

北海道→京都の大学→フランスと移り変わってこられてるのですが、高校・大学で何回か留年していたり、義務教育時も入院もあり同様なのが、普通の路線のなかでも勝ち組を歩いていそうで、全然そうでもないのが自然に書かれています。

本人にとったら、目の前にあるものを選択した先ある現実の結果なのだけれど、やはりその感性がうまく表現されていて、私にはとても面白く読めました。



4月は忙しくても、好みの小説やエッセイをたくさん読めて幸せだったんだなぁ。






〈Amazonより〉

山本貴光さん(文筆家・ゲーム作家)推薦
 細切れに、駆け足で、何度でも、這うように、
 本がなくても、わからなくても――
 読書とはこんなにも自由なのですね、小津さん

注目の俳人小津夜景さんは、選び取る言葉の瑞々しさやその博識さが魅力。これまでの人生と本の記憶を、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせる、過去と現在、本と日常、本の読み方と人との交際など、ざっくばらんに綴った40篇です。

小津さんの本との付き合いは自由。流行りの本や気に入った著者にのみ傾倒するのではなく、時にそのときどきの境遇で出会った本に身をまかせ、時にその本の味を咀嚼できるまで何度も開くこともする方です。

単なる読書エッセイではなく、本から生活の記憶を手繰り寄せ、当時の心情を豊かな語彙で結びつける、これまでの苦い生活の記憶も美化せずに切り取る潔さもある、小津さんだからこその言葉が詰まったエッセイ。松岡正剛氏、池澤夏樹氏、谷川俊太郎氏という読書家が注目する俳人の、言葉と想像の糸の紡ぎ方が魅力の一冊です。



大学生日記

4月はじめは元気いっぱいに勉強できていましたが、仕事の立ち位置が上がってより調整とかで働くことに注力する1か月でした。なんとかNHKのドイツ語講座は聞いていた感じ。


ただ連休明けに中間課題提出時期なので、ゴールデンウイーク後半は授業と課題を頑張りたいと思います。

難関は数学と物理でしょうね笑