予約投稿していたはずが、たまに失敗。

変な時間のアップはたいていこんな感じ。


今日は新書から。



高橋源一郎さんの新書は昨年1月くらいに読んだこちらが↓先ですごく面白かった。

話し言葉でするすると読めるので、あっというまに読了したのでした。




今回哲学者の千葉先生のこちらをみて手にしてみました。


小説教室も最高にスルスル読める本で、だからこそ読み飛ばしやすい本ともいえます。

小説を書く手前とほんのちょっとだけ先の部分だけ書かれている そんな内容です。


村上春樹が『職業としての小説家』で書いていた内容ともかなり近い世界です。

村上春樹の話す地下鉱脈を掘り当てる過程の話が好きな人にはかなり近い確率で面白い本となると思います。


実際に小説を書くのかはわからないけれど、全ての人にあるその人が見る他人には見えない目で書かれた物語はきっと魅力的。


仕事でもよく思うのが、

みんな[本音]を言うようにはなってきたが、

[本心]は隠されたままということ。


本人が語ってると思っている[本音]は、わたしからしたらどこかで聞いたような話や言葉がほとんど。

本人的にはオリジナルな言葉を使っているつもりなんだけどね。


でも[本心]はじつにユニークな言葉で表現されることが多い。

その人だからのぴったりな言葉で、こちらがハッとする。

オリジナルで汎用性があるというパワーのあるかたまり。


小説のこういった源の塊で成り立ったものにココロを打つのかな。


読み終えてなんかそんなことを考えたのでした。



本音と本心の話は上岡陽子さんのお話からです。
いつも当事者の見ている世界への目を開いてくださいます。

補足(本音と本心のこと)
例えば「わたし子ども嫌いなんだよね〜」は本音かもしれないが、本心ではない可能性がある。
語る理由がどこか聞いたような言葉なら特に。
ということです。