そもそも旦那のお母さんが言い出した
次の日はコロール島から北に続く
「せっかくパスポート作ったのに
海外行かないで今年で切れちゃう」
そいつあ〜大変だー
ってなわけで孫と嫁と姑の異色3人組の
珍道中の行き先はパラオに決定
以前は
姑とはよく海外旅行に繰り出す旅友だった
ここ数年は
そんな心の余裕もなくなってたなあ
よしっ!
冥途の土産に連れてってやるか〜w
JALなら直行便で4時間半
東京の真下で時差なし
海も綺麗
治安もいい
日本人多いし
日本語通じるし
日本食もうまい
その上、熱烈な親日国家
こりゃあ行くでしょ
その上ラッキーな事に
友達のお姉さんがパラオに住んでるから
何かと心強い
到着するとさっそくレンタカーに乗り込んで
まずはお姉さんが務めてる
ギフトショップ&カフェのルーさんへ
高品質のお土産が
良心的なお手頃価格で販売されてるので
ここは超オススメ!
マンゴーのフワフワかき氷も
パラオ産レモネードもうまし!
夕陽のオススメの場所を聞いて
車を走らせる
ダウンタウンのあるコロール島から
少し行った隣の島 マラカル島の
船着き場にあるレストラン
マリーナカフェ ヴィータ
ハッピーアワー
マジックアワー
カップルには最高の
ロマンチックが止まらない〜
ここの料理どれもこれも美味しかった
写真は青パパイヤサラダと
アンチョビポテトサラダ
この時のお客さんは私たちくらいだったので
サンセット貸し切り状態
ここは日本人経営のレストランだからか
私たちだけだったからか
グラスのお水をサービスしてくれた!
海外では
普通にお水にも$2〜3の料金がかかる
日本では無料ってホント有り難い話だ
日本に旅行に来たYOUたちが驚くのも
無理はない
我々が5日間お世話になる常宿は
ランクで言えばCランクなんだけど
下にはスーパーがあるし
部屋は広いし申し分ない
我が家の旅スタイルは
宿にはお金をかけない
JALのチャーター便に乗って来た
ほとんどのお客さんは
VIPホテルの送迎バスに乗り込んで行った
宿なんて
なんなら寝られればいい
その代わり浮いたお金を
オプションツアーや食事代にまわすと言うね
ところが予想に反して
このベッドがすごく寝やすかった〜!
その割にはなぜか毎晩悪夢を見たw
なんで?なんで?
このホテルは当たりだな
ついでに言うとすぐ隣には
神懸かった旨さの
日本人経営の居酒屋があって
毎晩そこで雄叫びを上げながら
夕飯を食べたのは言うまでもない
そんなわけで食事もつかない
Cランクツーリストの我々がやる事は
まずは朝食の買い出し
ラッキーな事にすぐ下にはスーパー
パンやジャムやミルクやフルーツや
ミネラルウォーターを買い込む
パラオで1番大きな島
バベルダオブ島の一周ドライブ
ちなみにパラオには信号機が1台もない
その上、右ハンドルの右側通行
運転しづらいったらありゃしない
右折はまだいいけど左折では
中央車線に出て
気長に車が切れるのを待つ、待つ、待つ
パラオは完全な車社会で
ほとんどが日本の中古車
高速道路かと思うような一本道が
まっすぐどこまでも続く
そこらじゅうでニワトリが
コケコッコーと鳴いてるし
犬たちがのんびり寝そべってる
ジャングルの中を進むクルーズや
ストーンモノリスの遺跡や
滝までのトレッキングなど
まだ手つかずの原始林の中で
アウトドアを存分に楽しめる
朽ち果てた姿で残っている
日本軍の通信基地跡地
パラオは太平洋戦争前は
日本軍の統治下にあり
敗戦によってアメリカの占領になったけど
現在は共和国として独立国家になっている
2015年に天皇皇后両陛下が
慰霊参拝に来たのは記憶に新しい
パラオの南端に位置するペリリュー島は
唯一地上戦の激戦地になった場所
日本兵は1万人以上
アメリカ兵も8000〜9000人亡くなっている
しかし民間人の犠牲者が
1人も出なかった事でも有名で
ペリリュー島の島民すべてを
島外に避難させたのが日本軍の中村隊長
「貴様ら土人は位が低すぎて
我々の戦いに参戦させる事は出来ない」
と威圧的態度で島民を追い出した
しかし島民が島を離れる際
すべての軍人たちが1列に並んで
手を振り深々とお辞儀をして見送る姿を見て
島の人たちは
あえて憎まれ口を叩きながら
自分たちを避難させた
日本人の真意を理解したと言う
いまだにおじいさんおばあさんの代では
語り草になっていて
その子孫たちもよく知っている話
だからか日本人にはとても優しくて
リスペクトしてくれてるのが
肌で感じる
村の市場の男性も私たちに声をかけて来た
確かにどことなく
日本人の顔のパーツと似てなくもない
スーパーでもガソスタでも
どこに行っても目が合うと
ニコッと笑ってハローと声をかけてくれる
そしてここに一緒に座れと促される
日本人の先祖たちのおかげで
私たちが恩恵を受けている
先祖さまたちへの感謝が
自然に込み上げて来た
しかしペリリュー島へ慰霊に訪れるのは
日本人よりもアメリカ人の方が多いらしい
日本人は海に入ったらさっさと帰ってしまう
たくさんの先祖たちの犠牲の上に
今の平和な世界が成り立っている
もう2度と凄惨な戦争を繰り返すことなく
ますます平和な世界にしていく事が
私たちに課せられたミッションだ
ペリリュー島あるあるで
天皇皇后両陛下が訪れてからは
怪奇現象がピタリと治まったという話
ちなみに天皇皇后両陛下たちは
その時どこに泊まったかというと
なんと船の上
海上保安庁が用意した船に宿泊したんだって
それも内密に
トップシークレットで
ホテルに泊まると一般の宿泊客に
迷惑がかかるからと辞退したのか
それとも粛々と慎ましく参拝したかったのか
1番最北端まで足を伸ばしてみたら
何やらすごい人だかりでお祭りをやってた
大小連なるたくさんの島からなるパラオの海は
世界遺産に認定されている
ロックアイランド
ミルキーウェイ
ロングビーチ
セブンティアイランド
ジャーマンチャネル
見どころ満載
ダイビングやシュノーケリングポイントも
盛りだくさん
無人島でランチをしたり
シュノーケリングしたり
どこもかしこもバスクリンを
振りかけたような海の色
ミルキーウェイでは
天然の泥パックが楽しめる
3年ぶりに
ジェリーフィッシュの湖が解禁になり
この3月からクラゲと泳げるようになった
ここのクラゲは毒がない
雨の減少や観光客の日焼け止めの影響で
クラゲが激減してしまったらしい
なのでジェリーフィッシュの湖に行く前に
ミルキーウェイの泥パックで
日焼け止めを落として行く
ここからレンジャーに許可証を提示したら
山を登って下ると
ジェリーフィッシュレイクが現れる
世界遺産になったからかはわからないけど
海に入る許可証や釣りの許可証
ジェリーフィッシュに入る許可証を
いちいち購入しなければならない
1年間有効だけど
1人¥5000とか¥10000とかけっこう高い
それだけ環境保全に
力を入れていると言う事だろう
パラオの現大統領は
台湾とは仲がいいけど
中国とは仲が良くないらしく
中国からツアー客を送らないよと脅されても
脅しに屈せず
別に中国から来てくれなくてもいい
ホントに来たい人が来てくれればそれでいい
十分パラオは幸せだから
と言ってるんだって
確かに島内を見ても
特別開発が進んでいるわけでもなく
のんびりしてる
もっとお金を稼ごうとか
いい暮らしをしようとか
いい車に乗ろうとか
そんな欲は全然なさそうだ
お金や経済優先ではなく
今あるもので十分と言う印象
なんか日本人働き過ぎだわーまぢで
透明度抜群のマリンレイクや
ジャングルに囲まれた湖でカヌーを漕いだり
大自然の中にいるだけで癒やされる
2日間お世話になったべラウツアーの
ネイチャーガイドのカズさんと
船長さんでシャイボーイのピッピちゃん
ちなみにカズさんは奄美大島出身
自然の事、海の事、魚の事、パラオの事
いろんな話を教えてくれた
中でも美味しいお店を聞いたら
居酒屋を教えてくれて
それが偶然にも
ホテルのすぐ隣の店だったと言うね
居酒屋夢
うまいにも程があるぜ!
鬼ウマ!
それもたったの$6と言う安さ
軽く1人で2〜3個はイケる
パラオに行ったら
コレだけ食べて帰ってくれば
大満足間違いなし
前の日に食べた
1万円もする割には食べるとこが少なかった
マングローブ蟹が
遥か遠くに霞んで消えた…
友達のお姉さんからすすめられた
ベムエルミーバーガーは
よくランチでお世話になった
わかったよ!
これを飾ってあげよう
姑の顔が小さ過ぎて
誰だかわからないけどw
とにかく腹を抱えて笑い通しの
漫才トリオの珍道中は無事に終了した…