朝6:00に家を出発して最寄の駅から

7回の乗り換えをして合計8つの鈍行列車に乗り継いで

お尻と背中が痛くなりつつも

列車の旅は順調な滑り出し


でも連絡時間がなくて階段ダッシュはこの歳にはちとキツイ

空は黄砂で雲っていたものの

どの沿線の桜も見事に満開

思いがけず車窓からの花見となりました


道中はもちろん次男クンは車窓を眺めてうっとり


長男と甥っ子は二人で絡み合いながらジャレてみたり楽しそう


パパは次の駅の連絡とかケータイで今後の対策を練ってるよう

パパの仕事柄(旅行代理店)こういった作業は嫌いじゃあないらしい


私はガタンゴトンのリズムに合わせて船を漕ぐ


なんて しあわせ!これぞ パ~ラダイス!

ぐーたらな私の至福の時

トロトロいくらでも寝れるんだな これが。。。


ダラダラ ボーっと過ごせる時間なんて日常ではまずないからね~

家にいても何かしらやることあってあっという間に時間は過ぎてるもんね


こんな時代だからこそ何の意味もない一見ムダのように見えるこんな瞬間が貴重だったりする


思考グセの強い私には思考をお休みさせてあげられる貴重な時間かも



行きの列車の旅はみんなハイテンションで夕刻5:00には伊勢駅に到着した


お世話になる宿は駅から歩いてすぐの【星出館】

【ホシデカン】ってけっこうインパクトある名前

ペンタデカンみたいな。。。。。ってなんだっけ?!


でも泊り客のほとんどは外人さん

確かに日本情緒たっぷりの和風旅館


宿のパンフには布団の敷き方から浴衣の着方が英語で解説してある


こんなひなびた宿だけど希望者にはマクロビオティックの食事が用意される


宿の女将さんが自然食に凝っていてかなりのこだわりを持ってるらしい


もちろんマクロビオティックの温泉料理に舌鼓を打ち大満足


夜は部屋いっぱいに布団を敷き詰めてみんな大はしゃぎ


いかんせん狭い古い宿ゆえ声も音も筒抜け


何度も静かにしろって言ってもムダなのはわかるけど

他のお客さんには迷惑だからと とうとうパパの逆鱗に触れた長男


ひとり 部屋の入口で壁を向いての【反省の正座】




ここまで来て正座されられる長男はやっぱすごいね


ここで笑ったり動いたりふざけたりしたらまた振り出しに戻ってやり直し


通常は30分コース ひどい時は運が悪いと1時間コースになる


パパさんの深~い愛のムチ?!


でも正座が終わるとケロッとしてまた騒ぎ出すんだけどね


ニワトリのように学習能力が皆無の長男!


ニワトリの方がまだあるか!



みんな興奮気味で床についたけどなかなか寝付けない私


だって明日は天照大神(アマテラスオオミカミ)様に初めて会えるんだも~ん


それでなくても枕が変わると眠れない繊細な私(;´▽`A``



隣のパパさんは3分もしない内に夢の中


そうこの男 どこでも寝られる 例えそれが道ばたでも!


まだ独身の若かりし頃 バイクに乗って世界1周してきた冒険バカ


いや失礼!冒険野郎!(今では死語かも)


1年半かけてのバイクひとり旅


ペルーやインドで暴動に巻き込まれそうになったり


ブラジルでは彼女が出来たとか出来なかったとか


イラクでは湾岸戦争のあおりを受けたり 


パキスタンではマラリアになってみたり


北米では狼に襲われそうになったり


死にはぐったこともしばしば


かなりディープな体験をしてきてる


だから私はひそかにヤツはスッゲェー強運の持ち主だと思ってる



国内・国外問わずどこに行くにも私は彼の後をついて行くだけ


いつもお世話になりっぱなしです(#⌒∇⌒#)ゞテレテレ



そんな彼のいびきが高まるにつれ

私の心のテンションも明日に向けて高まるばかり



明日からのお伊勢さんでまさか思いがけないドラマが待っていたとは

この時の私には知る由もなかった


つづく