ペットの安楽死と、やり過ぎ獣医科医療について考える。 | 明日天気になぁ~れ!ミウラはり灸漢方院のブログ

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こんにちは。
尼崎市武庫之荘のミウラはり灸漢方院のブログです。
ヤフーブログからの引っ越しです。
健康情報はもちろんの事、日常の色々なことを書いていきますね。
よろしくお願いいたします

 

こんにちは
ミウラはり灸漢方院です

今日は、
ペットの安楽死について考えてみます。
人間には、この日本では安楽死は許されていませんが、ペットの場合は飼い主の判断ですることも可能です

 

僕自身は、ペットの安楽死は、肯定的です

ほんの少しでも、片足のつま先でも『動物保護』に関わっている人間が、安楽死って!!と
叱られるかもしれませんね…。

 

それでも、僕は

・その子の病気などが治る見込みが無くて

・自分で立つことも歩くことも、食べることもできなくなって

・とてつもない痛み苦しみが伴うとき

飼い主の責任と覚悟で安楽死の決断も必要かと思います
 

しかし、それは神さまの領域からすると、やはり、『罪』だと思います

飼い主は、ずっと一生その『罪』を背負って、自問自答しながら生きて行くのだと思います
 

僕は

寝たきりで何年も生かすのは、違うと思いますし、それは『飼い主・ニンゲンのエゴ』だと思います

また、よくあるパターンが、入院させていて、夜などに亡くなって、朝に迎えに行くパターン

飼い主は号泣

どうしても手術の途中とかなら仕方ありませんが、灯りの落ちた冷たいステンレスのケージの中で死ぬのなら、

飼い主に抱かれながら、飼い主の匂いを感じながら、旅立つ方がその子に置いても幸せなのかなと思います
 

タムタム(tamtam)というかわいい子がいました

僕にしたら初めての茶色い子

看取りで、このままだと年末には殺処分されるということで、最期くらい暖かい場所で逝かせてやりたいということで

四国・徳島の保健所から、引き出した子です

毛もはげて、ガリガリでした

この子が来た日は割と元気だったのですが、翌日から下痢と嘔吐でぐったり

すぐに病院に連れていくと、『膵炎』との診断で点滴が始まりました

先生が、『後はこの子の生命力と、飼い主さんの後悔の無いように、点滴をどれだけ続けるかです』と言われました

僕は『1週間を目途に決めます』と答えました

『僕もこの子もいつか死にます。これは絶対です。だからやり過ぎる後悔もあると思っています』

 

僕は、動物は、自分で食べれなくなったら、死ぬ準備の段階に入ったと思います

あとは、木が枯れるようにしぼんで死んでいく、いわゆる『枯れ死』です

これは、人間も同じであるはずなんですが、人間はそうは簡単に死なせてくれません

死に掛けたらあらゆる救命処置が取られます

勘違いしないで欲しいのですが、緊急・救命のための処置と命を無駄に長らえると言うのは違います

人間は、『意識も無いまま、たくさんの管につながれ、点滴を入れられ、いわゆる『溺死』の状態になって今しまいます

 

タムタムは、脅威の回復力で、1週間ほどの点滴で回復しましたがその数ヶ月後また、この子を病が襲います

高齢で少し認知も入っていて、普段はとても寡黙な子なんですが

夜中に僕のところに来て、『ワぉ~~ん!』って遠吠えを何度かしたんです

『おとーちゃん、お腹イタイよ』そう叫んでいたんでしょうね

また、直ぐに病院に連れていくと、子宮・卵巣が腫れているということで、手術の予定を組んでくれましたが

手術の予定がぎっしりで、少し先送りになりましたが、何かあれば直ぐに連絡を下さいとのことで手術の予約を入れて帰りましたが

2~3日で容態が悪くなり、連絡を入れると急遽診療がお終わってからの夜間の緊急手術になりました

結局かなり腫れていましたが、癌腫も無く化膿もしていなくて、原因はよくわからないとのことでした

タムタムは、その後約2年生きてくれました

引き出してくれた保護団体もあの状態で約2年も生きたのは三浦さんが初めてと言っていただきました

このように、高齢であっても痛み苦痛があって、そのまま放置したなら亡くなることが分かっている以上

手術で助かる可能性があるなら、全身麻酔のリスクもあるけど、手術もすべきだと思います

ペットを飼うなら、このように腕のいい、誠実な獣医さんとの良好な関係はマストだと思います
 

また、今の獣医さんは人間のお医者さんと同じで、まずは検査ありき

1、検査

2、診断

3、治療

4、癌の場合は、三大療法(手術・抗がん剤・放射線)も行います

飼い主さんが、どこまで医療をするのか?

どのような状態で、どこまで生かせるのか?

そう言うことも考えておかないと、獣医さんの言う通りして行けば医療費もめちゃくちゃに掛かりますし

ニンゲンのエゴにならないようにすることが重要かと思います

そのためには飼い主さんも、少しは獣医学も勉強する必要もあります

=おまけ=

よく勧められる検査であまり意味無いかなって思う検査

・腫瘍に対する、穿刺による細胞の顕微鏡検査

これって、結局、たぶん良性だと思うけどよくわかりませんってことが多いし、突くことで

返ってよくないっていう先生もおられます

・腫瘍摘出後の病理検査

仮に癌であった場合も積極的な医療をしないのであれば、無駄な検査

知らんけど…。
パンク町田さんの安楽死に関する考え方

 

 

 

 

 

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