捧ぐ…。 大事な大好きな患者さんが亡くなられました. | 明日天気になぁ~れ!ミウラはり灸漢方院のブログ

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こんにちは。
尼崎市武庫之荘のミウラはり灸漢方院のブログです。
ヤフーブログからの引っ越しです。
健康情報はもちろんの事、日常の色々なことを書いていきますね。
よろしくお願いいたします

捧ぐ…。
大事な大好きな患者さんが亡くなられました
肺がんの末期でした。
当院でも鍼灸・温熱療法・AHCC フェカリンなどのサプリメント療法をして頂き
主治医もそのQOLの高さに驚いていました
しかし、病魔は進行を止めてくれませんでした
9月12日 病院から、一時退院された時も抱えられるように治療に来られました
来るなり、苦しい息づかいの中「明日、近くのフランス料理のお店、予約しているからみんなでランチに行ってくれる?
お礼がしたい」
とスタッフみんなを誘ってくれました
しかし、どう見ても明日食事に行けるような状態ではありませんでした
案の定翌日に再入院
翌日、スタッフみんなでお見舞いに行かせていただきました
ベッドから身体を起こして話をしようとしてくれますので
無理をさせない様に一言声をかけて帰りました
もう、残された時間は長くはありません
再度お見舞いに行くタイミングを見測っていました
そして今月の4日 お見舞いに行かせていただいたのですが
たまたま病室には家族の方はおられず、薬で眠らされていました
みんなで挨拶をして病室を後にしました
その4日後に亡くなられたそうです
ちょうどこの頃家の前を通ったスタッフが、息子さんの車が無いのを見て
何かあったのかと話していたんですが、今日そのスタッフが
「昨日、○○さんが夢に出てきた」と話してたところに、息子さんが挨拶に来られました
修行もされてとても、霊感の強い方でしたから
最期の治療に来たときに、お休みで会えなかったそのスタッフに
お別れに来たのだと思います
ちいさな子どもの頃から、それはそれは苦労をされてきた方で
昔流行った「おしん」などは比べ物にならないくらいの壮絶な人生を歩んでこられた方でした
「冬のソナタ」を覚えておられますでしょうか?
そうです、あのとんでもないブームを巻き起こし、韓流ブームの先駆けとなった作品です
今から約8年も前の事になります
「冬のソナタ」の放映から既に10年経ち、その韓流ブームもとっくに消えさり
パク・ヨンハさんも自殺されたあとのことです
韓国は映画から入った僕は
それまで、ずっと「アンチ冬のソナタ」でした。
その為、見たこともなかったのですが、ある時特集か何かでぺ・ヨンジュンさんの品の良さを見たときに、「これは、日本のおばちゃんたち夢中になりはるな」と思ったんです
それでも20話も見るのは…。と思ったので、4枚くらいくらいに集約された
DVDを借りてきて観たのですが、はしょり過ぎてなんのこっちゃ分からんかったわ。という話しを治療中に他の患者さんと話していたら
治療が終わって帰られてからその足で、「冬のソナタ」全巻を持ってきてくれたんです
その日から、僕の徹夜の日々が続きました(笑)
あれだけ「アンチ冬のソナタ」だったボクが…。
当時のおばちゃんたちと同じように取り込まれて行きました
僕が「冬のソナタ」の魅力にはまるにつれて
ご自分も
家族には内緒でどれだけDVDやグッズを買ったかとか
知り合いが、このドラマのおかげで元気になった話とか
コンサートの話し
ちょっと年上の友達と喫茶店で少女の如く、顔を突き合わせて何時間も何時間も
語り合った話しなど
聞かせて頂きました
当時ですから、70歳前後のご婦人方がキラキラした目で、お話ししているのを想像すると、微笑ましくなります
そういう僕でされ、「冬ソナ」の話しが出来るのはこの方とだけ…。でした
なぁ、これから、誰と、「冬ソナ」の魅力に付いてはなしたらええん?
心残りがひとつ…。
この方は中年期からとても勉強をされて晩年は占い師をされていて、この方を頼って遠くからも来られていました
数年前、がんがわかったときに、占い師の跡は、しっかりと娘さんが受け継がれているのですが
僕にも、今まで勉強してきた事を伝え残したかったようです
何度か教えて頂いたのですが、真剣に勉強するとはまるのがわかっていたので
少しか軽く流していて、それも、数回で終わりました
今となっては、それが悔やまれます
あの、まるっこい、人懐っこい笑顔はいつまでも いつまでも忘れません
しんどかったでしょう
どうぞ、ゆっくりとおやすみください
しばらくおやすみになったら
そちらの世界では、時間も空間もありませんから
いつでも、春川にもいけますよ
ここにもまた、遊びに来てくださいね
ほんとに、色々ありがとうございました。
                       ミウラはり灸漢方院
                          スタッフ一同