行きつくところは、腸内環境 | 明日天気になぁ~れ!ミウラはり灸漢方院のブログ

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行きつくところは、腸内環境
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現役救命救急医の米田たかひろ先生の記事から転載

【「乳酸菌」の摂取、6週間で血管内皮機能が改善】
 
Medical College of WisconsinのMobin Malik氏
 
 近年、動脈硬化の進展に腸内微生物叢が重要な影響を及ぼしているとの報告が見られるが、乳酸菌などのプロバイオティクスの摂取によって、冠動脈疾患患者の血管内皮機能にどのような影響があるかについては明らかになっていない。そこで、冠動脈疾患患者に1日1回乳酸菌飲料を摂取してもらったところ、わずか6週間で血管内皮機能が改善し、炎症性サイトカインが減少することが示された。米国心臓協会学術集会(AHA2015、11月7~11日、オーランド開催)で、Medical College of WisconsinのMobin Malik氏らが発表した。
 
 対象は、冠動脈疾患の罹患歴のある21人の男性(平均年齢64歳)。1日1回6週間に渡り、Lactobacillus plantarum 299v(200億CFU/mL)入りの乳酸菌飲料90mLを摂取した。
 
 摂取1週間後と6週間後に、FMD検査(血流依存性血管拡張反応)を実施したところ、%FMDは有意に増加した(摂取前:3.55±1.96、摂取後4.73±2.33、P<0.001)。ただし、6週間の摂取を完了し、摂取を止めて30日経過すると、%FMDは4.05±1.94 に減少していた。
 
 また炎症性サイトカインの変化では、IL-8は摂取前に比べ摂取後に24%減少し(17±2pg/mLから13±1pg/mL、P<0.010)、IL-12も20%減少した(56±7pg/mLから45±6pg/mL、P<0.012)。
 
 Malik氏は、「コレステロールが高値でない心血管疾患も存在することから、動脈硬化の進展にはコレステロール以外に腸内微生物叢などの関与の可能性が指摘されており、そのメカニズムの解明が急務となっている。小規模の研究ではあるが本研究によって、手軽に摂取できる乳酸菌により血管内皮機能が改善し、炎症が低下することが示された。さらに今後の大規模な研究が期待される」とコメントした。
 
http://medical.nikkeibp.co.jp/…/flash/a…/201511/544544.html…】