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あたしの気持ちの高ぶりと涙が
ようやく落ち着いてきた頃。
『でも、よくここまで来れたなぁ。』
『うん・・・。
いつもは尾崎さんの車だったから
気がつかなかったけど、
名古屋駅から結構あるんだね。
3時間くらいかかったよ。』
『いくらなんでも、そんなにないぜ・・・・。
道、迷ったんだろ・・・・。』
『・・・・・・う・・・・。』
なんとなくそんな気はしていたけれど、
改めて言われると、自分の無計画さに
少し情けなくなったりしつつ。
ハァ、とため息をついたあたしに、
尾崎さんは、
由香らしいな、と、笑った。
続く
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