ニュースを見て思った


2023/07/21
女性の就業、過去最高 育児との両立進む―総務省調査



報道では子育てしながら働く女性が増えていること

保育施設の充実など出産後すぐに女性が働く環境整備が進んでいること

子育てを施設に任せて働きたいと考える女性が
多いように報じられている

そうなのだろうか疑問を感じる



むしろ子供が小さくても働かざるを得ない状況から
仕方なくそうしている女性が相当数いるのではないか


配偶者である夫の収入だけでは暮らしていけないから
就業している妻が多いということではないか



もちろん女性の就業意欲は以前に比べて高くなっているのは確かである


女子の高学歴化
女性の社会進出
性別による役割分担固定化の解消


昭和時代にあった
男は仕事女は家庭という観念


女性は働くにしても結婚まで
もしくは出産を機に家庭に入り
専業主婦に徹するという考え方が強かった


古臭い時代の話と思うものの
これはこれで道理を感じるところもある


女性の高学歴化や社会進出には
世界的な潮流や社会的要請もあるだろうが
国には税収を増やすために
女性にも納税者になって欲しい思いが裏にあるのであろう


しかしそれが逆に作用して
少子化を招き
そのための対策に四苦八苦しているのは皮肉なことである





子供の育児は大変である

良い子に育てたい
子供には愛情を注ぎたい

そのために子供が幼いうちは
子育てに注力したい気持ちを持つ女性は多いと考える


しかし夫の収入だけでは
経済的に厳しいのが実情

今だけでなく将来の進学学費など考えると
蓄えも必要になる


それで子供を保育施設に任せて
妻も働いているのである


イクメンなど父親の子育て参加も言われるが
依然として子育ての主体は母親

それに加えて食事洗濯など家事負担も
女性が負う部分が大きい


子供が小さいうちは
授乳や夜泣きで夜中も子供にかかりきりになることもある

熱が出た調子が悪くなったで
保育施設からの呼び出しも多い

そんな時に対応するのは大抵母親


職場に詫びを入れて
急に欠勤や早退も発生する

理解のない職場であれば
同僚上司から嫌味を言われることもあるだろう


母親はへとへとになって生きている状況


これでは子供は一人がやっと
二人目三人目とはならない


人口を増やそうとするならば
夫婦二人から
子供を二人以上産んでもらうことが必要


子供を持ちたくない夫婦や出産できない夫婦
結婚しない人が増えていることを考えると
より数字のハードルは高くなる



つまり政策として必要なのは保育園を作ることではなく
ワンオペでもいいから
子供が幼いうちは母親が家で面倒をみていられる環境支援なのではないか


そのためには夫の収入アップ

もしくは必要となる子育て費用の大部分を支援すること

学費は大学まで無償


経済的な安心があれば
子供をたくさん持とうと考える若い人は増える


そして育休をとる人が最もきにすることとして
職場では子育てのため数年間離脱しても
不利益を被ることなく復帰できる仕組み

子育て中は変則勤務や在宅勤務ができる仕組み

子育てを後押しする企業へのインセンティブ授与



限りある財源であるが
枠組みを見直して
先のない年寄りばかりに金を使うのではなく
国を支える現役世代と
将来を担う子供達への支援を手厚くすべきである


今の政策を見直さないと
日本がどんどん衰退して国が無くなるのは
時間の問題のように感じられる


みゅう🐰