初めまして。QualiArtsでUnityクライアントエンジニアをやっているうどんです。
自分はこの度、SGEのリーダー育成候補制度であるNLPの3期生に選出していただきました。

 

NLP第1回のワークとして

「SGEらしいゲーム作りとは何か、その中で自分はどう活躍する人材になるか」

というお題に対して、考えることになりました。


自分はこのお題に対して、エンジニア視点から考えた結論を述べていきたいと思います。

拙い文章ですが、お付き合いしていただけると幸いです。

 

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まず最初に結論なのですが、自分が考えるSGEらしさ、SGEのゲーム作りにおける強みとは
「ノウハウの掛け算」

です。


新しいゲームは既存要素の掛け合わせによって生まれるものが多いです。

ポケモンGOであればAR×ポケモン、オルガルであればVR×美少女ゲームなど、要素を掛け合わせることによってコンテンツを生み出すというのは企画策定における重要な手法の一つです。
一つ一つの掛け合わせる要素は、それぞれの開発ノウハウと必要とします。

マルチ対戦であればプレイヤー間のリアルタイム通信をどのように担保するか、美少女ゲームであれば高品質なグラフィックをどのように表現するか、VRやARであれば専門的なデバイスの知識など、それぞれ特有の開発ノウハウが存在します。
いざ掛け合わせのコンテンツを作成しようとしても、それぞれの要素のノウハウが乏しい場合、大きな開発コストを伴うことになります。

SGEは10社以上にも及ぶ子会社が個々に戦略を取り、事業展開を行う組織です。

パズル、アクション、音ゲー、美少女ゲー、マルチ対戦などの多種のゲームは勿論、教育、サブカルなど多くの事業が存在しています。
この子会社戦略をとることによって、SGEには様々なジャンルに及ぶ開発の経験や知見から成るノウハウがあります。

それらの数自体も多く、現在運用体制を保っているタイトルも多数存在します。
個々の子会社戦略によって生まれる様々な開発ノウハウや技術の知見をSGE内で共有し、開発における要素の掛け合わせをより柔軟に、より高速に、より高品質に仕上げられることはSGEの大きな強みだと考えています。
ノウハウ×ノウハウで業界を先行するようなプロダクトを生み出す。これこそが自分の考えるSGEらしいゲーム作りです。


そして自分は「ノウハウ×ノウハウ」において、その掛け算の最大化を執り行う人材になっていこうと考えています。

そのためには自分がやっていきたい二つの役割が存在します。

●「ノウハウの掛け算」における項の共有化を促進する横軸組織の運営
子会社間同士での技術的な接点というものは中々なく、SGEを横断するような組織がこれらの潤滑油の役割となることが大事だと自分は考えております。
現在自分はSGE Unityという組織の責任者をやらせていただいております。

SGE UnityはSGEの横軸でのUnityコミニュティで、SGEにおけるUnityの技術をより活性化しようという組織です。
SGE UnityがまずUnityにおける技術ノウハウの共有を先導して様々な施策を行うことによって、子会社間での技術共有をより活性化させたいと考えております。
具体的な施策としては、SGE内Qiita:Teamといった技術共有の場の活性化、SGE全体や他社を招いた勉強会の運営など、様々なノウハウ共有を促進させる施策を継続的に行なっていきます。

「ノウハウの掛け算」における項をスケールするために、全体を俯瞰して技術的なアプローチを行える人材
掛け算を最大化するには、もちろん個々のノウハウ自体をより強固なものにしていくことも重要です。

これに対してSGE全体で技術的なアプローチを行うことで、ノウハウを強固にするための導線になる、テックリードをしていける、そんな役割が果たせる人材を目指していきたいと考えています。

自分はある運用タイトルにてUnityエンジニアとして多くの開発に携わらせてもらっています。

プロジェクト内では広い範囲で開発を任せていただいていますが、子会社、SGEといったプロジェクトの上のレイヤーで考ると技術的な貢献はまだ浅いのが現状です。
上記を達成するべく、プロジェクトの開発業務と並行して、業界で取り入れらている技術や新しいパラダイムに向けた知見の獲得を行っていきます。


最後にまとめです。

SGEらしいゲーム作りとは、ノウハウ×ノウハウによる業界を先行するプロダクトの開発である。
その掛け算を最大化するために、SGEで横の働きかけを行い、テックリードする人材になる。


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このNLPのワークを介して、自分がぼんやり考えていたキャリアプラン、エンジニアとして目指すものを目的ベースで言語化することができました。
今後もエンジニアとして、これらが実現できるよう研鑽を積んでいこうと思います。

まだまだひよっこですが、よろしくお願いいたします。