小学生低学年、3年生の時でした。

父が外科の開業医だったので、将来一人暮らしをするようになった時に「盲腸(虫垂炎)」にならないように、ということで小学6年生になった3才年上の姉に、盲腸の手術をすることになりました。

姉は一人では寂しいからと、僕に一緒に手術をしてもらおうと誘ったのです。

その頃、工作などに大変興味を持っていた僕は、姉の「小学6年生」という雑誌の付録に付いていた「鉱石ラジオ」をくれるなら一緒にやっても良い、という交換条件を出したのです。

交渉は成立して、盲腸の手術を一緒に受けることになりました。

今考えると、何とも子供っぽい条件で大変なことを了解してしまったな、と思います。

ちなみに「鉱石ラジオ」とは、電源を使わない最もシンプルなAMラジオのことです。

詳細は、Wikipediaなどでご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%B1%E7%9F%B3%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA