ドミノ | -36℃ ~百舌鳥と早贄~

-36℃ ~百舌鳥と早贄~

百舌鳥男は早贄女を自宅の枝に突き刺し消えて、常備食があるのをいい事に、余所の新鮮な餌を啄み続けた。
誰か助けて下さい。
私の声は誰にも届かない。
だって私は死んでいるのだから。

その瞬間

私の中のあらゆるモノ

ナニもかもが

まるで

ドミノ倒しの様に

きれいに現実の軌跡を描いた




崩れ去るのは

本当に一瞬だ