造影剤アレルギー【まさかこんなに怖いとは】 | ■■やんちゃーずネコと私の子宮頸がん完治後の小細胞肺がん大細胞肺がん日記■■

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やんちゃアメショ3匹と暮らす癌サバイバーの育猫写真・マンガ日記です。

先日、造影剤CT撮った時のこと。

その日も普通に腕から造影剤入れた。
いつものようにボワーと温熱感。
これは問題無し。

「息を吸って。
    息を止めてください。
    楽にして下さい。」

だっけ。
アナウンスに合わせて順調に終わった。
技師さんなのかお医者さんなのか男性が
「はい終了です。大丈夫ですか?」
と声をかけて下さったので
「はい」
と答えようとするかしないかの瞬間

声を出そうとすると喉にすごい異物感、
唇と舌と手足と下腹部が痺れ
まぶたが腫れて視界がシャッターを下されたように遮られ
息を吸うことも吐く事もできなくなり
深いプールの底に沈んだような感覚。

急に慌ただしく処置して下さってるらしい会話が遠のく意識の中で聞こえた単語↓

呼吸できてない。
呼吸できてない。
血圧計、別の持ってきて。
真っ赤!真っ赤!
あ、腕に。
オナカ!腹部!

 
あとは聞こえても医療用語で不明。

なぜか頭は冴えてて(ような気がして)
冷静にヤバい状態だけど助かるって考えてた。
この人達が助けてくれるという安心感。
苦しくはなかった。

点滴が効いて(ステロイドかな)
すぐ意識戻りました。
すぐと思ったけど壁の時計見たら40分くらい経ってた。
酸素マスクして、背中に看護師さんがクッション代わりに挟まってくれて上半身起こされた格好。
(呼吸苦の時は、寝てるより起きてるほうが
楽になるそうです。)
周りすごいいっぱい人。

「ラクになりました。」
と言ったら
ほら見てごらんと掛けられたタオルケットまくられた。
信じられないくらい真っ赤だし
まだ全身ボコボコ出てる。
顔にも出てると言われる。

てか
タオルケットの下
ベルト外してジーンズ下げられて
パンツ丸出しじゃねえか
ビックリした。

意識戻ったのでベッドに移動して
リカバリー室に運ばれた。
ここでクッション役の看護師さんとお別れ。
ちょっとして主治医のところに運ばれた。
今日すでに診察終わって予定外に
パンパカパンな顔して運ばれて申し訳ないやら。
でもそこでCT結果聞けて、
次の治療予定を他の先生に相談しながら決めてくれた。
不幸中の幸い、CTきっちり終了後で良かった。

点滴が効かなかったら入院と言われたけど
幸いなんとか落ち着いたので帰れた。
 
次CT撮ることになったら
「アレルギー症状が出て呼吸苦になったことがある」
と必ず伝えることになった。

これ、症状出たと同時に迅速に対応できる優秀な人たちがいる状況だったから生還できたけど時間差でバスとか電車で倒れてたら危ないね。

造影剤CTを受ける時にはきちんと説明があり
下記の説明文書をいただいてました。

↓↓↓

 造影CTに使用する非イオン性ヨード系造影剤は、アレルギー反応による蕁麻疹や嘔吐などの反応が40人に1人、生命に危険を及ぼす重篤な反応が2500人に1人、死亡することが50万人に1人あるとされています。以前に造影剤を注射する検査や局所麻酔で副作用を経験したことのある方や気管支喘息や他のアレルギーがあるかたは危険度が増すとされていますので、該当する方は必ず申し出て下さい。

造影剤CTは今まで何回も受けてきて
このようなことは初めて。
体質も花粉の季節に多少の花粉症出る程度、
でした。ごく普通の体質だと思います。
喘息やアレルギーのある方は本当にお気を付け下さいね。

毎回、副作用ってあるんだなーと他人事でしたが、ある日突然自分のことになったときは重篤な症状。
あっと言う間だったので不調を訴える術も無く
あの時、ちゃんと顔を覗き込んで大丈夫か聞いてくれなかったら発見遅れてた。

こういういやな希少の確率によく入るんですよね私。
2500人に1人って。
だったら希少癌のクソひっくい生存率に入れて欲しいわ

癌というボスキャラの手前のザコに足元すくわれそうになった、そんな体験でした。

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