両手奏
それまではメロディーを右手と左手で演奏する形で、音形や色々なタッチなどを勉強してきました。
単旋律を両手で弾くのって意外と難しいですよね。でも
バロックのポリフォニーはその連続ですから無駄な練習ではありませんよ
この曲を練習している年長さんのMちゃんは
片手ずつの練習はばっちり
そして、いよいよ合わせる段階になり、
最初は「難しそーー!」と自信なさそうでしたが、少し一緒に練習したらすぐに弾けました
多分5分くらいかな。
みんな最初はそうですが、
動きだけに囚われてしまって硬くぎごちない演奏になってしまいます。
「一拍目を合わせ、そのあと左手を鍵盤から離さない」ことが目的ではありませんね。
もちろん、みんな一生懸命です
でもちょっと待ってね
私はどんな音、音楽になっているか聴くこと、そしてその後どこに行くのか考えることを大切にしています。
左手の音が1小節キレイに響いて、その上にメロディーがのっていることを聴くように指導しています。そして、次の小節に繋がる。
耳が知らんぷりにならないように
聴くことも最初は難しいので、
私が弾いて、生徒さんは聴くことだけに集中してもらいます。
両手で弾くからメロディーだけ聞いてね。
次は左手だけ聞いてね。と。
メロディーだけ聴くのは簡単!
問題は左手。
最初はメロディーより左手を大きく弾いてあげて、徐々に元のバランスに戻してあげるとバッチリ聴けます
それから、同じ全音符でも弾きかたを変えて聴き取ってもらうと違いもわかるようになります。
最後は右手と左手を同時に別々に聴いてね!です。
今度は自分で弾いてみよう!
自分でも良い響きだと思った音を目指して弾こうとするので、
「ここで鍵盤を押して、ここで離す」という行動のみの演奏ではなくなります。
最初から音楽を感じる、作る。
大切ですね


美しく響かせるタッチも最初から!
導入期のテキスト My First Piano Adventure Aでもこんな練習もあります

これらの方法は、私が勉強させていただいた伊東佳美先生のピアノのアレクサンダーテクニークにも通じるものがあるように思います。
耳は、音や和音の判別だけでなく、
どんな音を作りたいか考え、想像してタッチを選ぶこと、そして出した音を聴くこと。
そうすることで音楽的な演奏になるだけでなく、難しいところも弾きやすくなると考えています


