『ドブ席』での観劇に感激の嵐のきんせんかさく
季節はまた巡り、七十二候は立冬の末候
『金盞香』(きんせんかさく)となっています。
水仙の花が咲きその香りが感じられる時期となりました。
ここでいう『きんせんか』とは、春に咲くキク科の『金盞花』のことではなく、
『水仙』のことを言うそうです。
『金盞』とは『黄金の杯 』を意味し、
白い花びらの真ん中に黄色い冠のような『副花冠』をもつ水仙の異名とのこと。
この時期から出回り、年末年始の生花の花材としてもにもよく使われていますが、
強い毒性があることも知られています。
そんな季節の巡りを感じながら、
2回目の十三代目市川團十郎白猿襲名披露、八代目市川新之助初舞台の観劇に行ってきました。
今回は一階のお席。
祝幕を近くで見ると縁取りには村上隆先生のこんな模様が、、、
そして、夜の部は、座敷席のすぐ下の席通称ドブ席⁉️
花道での演技が真裏になってしまう席で『花外』『ドブ席』
と呼ばれている席だったのですが、、、
『助六由縁江戸桜』は花道での演技が多く、衣装の背中や、傘の中もよく見えて、
しかも助六さんが、ジッとこちらを見つめてくれているようで、
『目が合った』と思わせるほど、じっくりと見ることが出来る、
特等席に感じました。
團十郎さんの芳しき香りも感じられて、一緒に観劇したお友達と大興奮で帰路につきました。