雨の中『創刊50周年記念 花とゆめ展』見に、会社帰りに六本木まで行ってきました
東京タワーも煙ってる
「花とゆめ」は白泉社が隔週で出している少女漫画雑誌です
花とゆめという少女チックな名前とは裏腹に、連載されているジャンルが多岐にわたっていて、そこが面白くて小中時代にはまってました
50周年ということは創刊してすぐのころに読んでいたことに
毎月5日20日の発売日がすごく待ち遠しかった思い出
少女漫画にありがちな恋愛ものだけでなく、スケバンの刑事はいるわ、白目剥く北島マヤはいるわ、ギャグ漫画にパタリロはいるわとややカオスだったのは方向性が定まらず、何でも載せてしまえって感じだったのでしょうね
「翔んで埼玉」で時空を超えて有名になった魔夜峰央先生のパタリロなんてバンコランとマライヒという男同士のカップルが主役級で登場し、LGBTなんて概念がまったくない時代に、小学生だった私は「え?男同士で恋人ってどういうこと?」と衝撃を受けまくりました
がっつりまだ昭和時代に男性同士のベッドシーンまであり、これを少女漫画で描こうと思うのもすごいですけど、それを載せる編集部の勇気(狂気?)もまたすごい
50年分の展覧会なので時代的に初期の頃の漫画しか知らなかったけれど、等身大(?)パタリロ殿下にもお会いできて、おみくじひいたら大吉だったから満足
パタリロ内で歌われるクックロビン音頭も、のちにイギリスのマザーグースにそういうものがあってそれのパロディだったと紐づいたときもちょっと感動したなぁ
Who killed Cock Robin
Who killed Cock Robin?
I, said the Sparrow,
with my bow and arrow,
I killed Cock Robin.
誰が駒鳥 殺したの
それは私 とスズメが言った
私の弓で 私の矢羽で
私が殺した 駒鳥を
懐かしさ満点の花とゆめ展でした