※何十年も前の試験の話ですあせる

 

 

事前審査に受かったら次はいよいよ本試験

 

毎回30人くらいが受けるんですが、待合所のすぐ前が出発点で、みな真剣なものだから、その待合所の前にズラーっと一列に並び、他の人の走りを注目するという、受験者にとっては超ドキドキものコース設計(これひどすぎると思います)笑い泣き

 

 

 

 

こんな緊張感の中、スタートしていきなりUターンをかまし、スラロームに突入。またUターンで一本橋に乗るという、時間がもったいないからさっさと落しておこうという試験場の意図なのか。その策略にのり、一本橋で落ちる人続出(一発不合格です) 一番すごかった人は出発して最初のUターンでこけてましたゲッソリ

 

 

さて私の初めての試験は、スラローム、一本橋、クランク、S字と通過し、ホッとした瞬間、横断歩道前の一時停止をすっかり忘れ、あえなく撃沈。しかし最初のUでこけるという最悪の事態にならなかった事だけでも満足満足爆  笑

 

 

2回目、3回目では、外周までは出たものの、ウインカー点灯が遅いとか、何やかんやで点数がなくなり「はい~。出発点戻って~」の無情な声が無線機から。この「はい~。出発点」の声が最後まで聞こえず1次コース2次コースを完走できればほぼ合格という事です

 

 

4回目も同じく外周でアウトでしたが、なんとなく自信もついてきて「次くらいで受かっちゃったりしてニヤリなーんてバカなことを考えていました

 

 

ちょっと自信付けて臨んだ5回目。この時の眼鏡の小太りオヤジ試験官のキビシー事キビシー事。常連さんの中には「あのおっさんで受かったらほんまにうまい」とまで言う人も(何回も受けてるとだんだん顔見知りもできてくるのです爆  笑) 試験官は2人いてどっちにあたるかは名前を呼ばれるまでわかりません。どーかあのオヤジ試験官だけには・・。

 

「はい、次は○○さん!(私の名)」

 

私はもちろんほんまにうまい人ではなかったので、外周まで行くはずもなく、あっけなく終わりました。試験後はどこが悪かったかを聞く事になってるんですが、

 

 

「あんたねー。基本が全然あかんわ。ニーグリップも甘いし、スラロームっていうのはなー、体重移動でするもんやで。あんなんじゃスラロームって言えへんで~」

 

 

とボロカスの言われよう(何十年経ってもこのセリフ忘れられないわ魂) この時はさすがに落ち込みました。たいてい落ちた後はそのまま受付に戻り、次の試験の予約をして帰るのがパターンだったのに、この時だけはそのまま帰りました。

 

しばらく間があいてちょっと嫌になりながら受けた6回目。なぜか1次コースは完走。またむくむくとやる気が。

 

そして7回目。1次コース完走直前(はい出発点コールがそろそろ)と思いつつ走っていると何の指示も聞こえません。「えっ?いいの?」と思いながら出発点も通り過ぎ、そのまま2次コースへ。2次はたいして難しい所もなく、最後の課題の急制動、波状路を終え出発点へ戻り、試験官のもとへ。

 

 

「はい。じゃあ待合室で待ってて」
 

「合格ですか!!??」
 

「まぁ、待ってて」

 

(って合格したんか~い?どっちやねん?はっきりして~!)

 

 

30人くらいいた全員の試験が終わり、私ともう一人だけが待合室に残り、合格を告げられました(やはり合格率は数パ―セント滝汗

 

免許は即日交付で、と言っても持ってる免許証の裏に「二輪の限定を解除する」というゴム印を押すだけ(だから限定解除)なんですが、晴れてその免許を手にした私はもう人生最高の日って感じでした

 

 

この試験に合格して私は当然のごとくバイクを買い換えました

 

 

 

 

YAMAHAのFZR250です(←な~んで250㏄やねん?爆  笑




免許は取ったものの、どう考えても街中でナナハン乗っても大変なだけで、小回りの利く中型が自分には分相応ではないかと思ったわけです。はっきり言っちゃうと取り回しに自信がなかった笑い泣き じゃあ無駄な挑戦だったかというと、そうではなく、その後のバイクライフで中免と一緒にしないでオーラは出せるようになったので、それはそれでよかったかなと思ってます笑