今回の滞在でのハイライトとも言える

最も重要だった娘の一年遅れの

成人式の写真撮影。


コロナが長引き、

二十歳であった年に日本帰国ができず、

これは娘にというよりかは

私自身へのここまで一人で

子育てしてきたご褒美の意味合いの方が強い。


着物は私が当時着た物で、

母が和裁師だったので裁縫代もかからず、

着物自体も和裁師がつどる

東京ドームで開催された

呉服市なるもので母お任せで

帯も素敵な物が2本、

小物から全てを揃えてくれた。

とてもシンプルではあるが

鮮やかなエメラルドグリーンで

見た目は無地だが同じ色で

模様が入っているので

派手な帯がとても引き立つ。

これを母からすれば

娘と孫にまで着てもらえる着物になるとは

当時、思っていなかったことだろう。


撮影する写真館をそろそろ探さないとと

思っていたところ、

友人の娘さんが成人式の

前撮りしたのでと写真を送ってくれた。

そこのお庭写真がとても素敵で

友人からその写真館を教えてもらって

すぐ連絡を取った。

私たちの滞在中の日曜日が

どうやら成人式だということで、

幸運な事にその1日しか

もう予定が組めないという日の予約が取れた。

この写真館は連絡事項を

全てラインでする形式だったので、

ドイツにいながらやりとりもスムーズ。

着物一式を先に年内中に

写真館へ届けるなど細かい事は

実家の母と電話連絡してもらった。


続きます