私の世代は、
親が第一次ベビーブームが多いが、
世間でくくられている
第二次ベビーブームからは
1、2年遅れた世代。
とはいえ、とにかくどこに行っても
子供が多い!
という時代を過ごしてきた。

一番華やかだったバブル時代を
中高校時代に生きて、
大学受験も受験者人口が
とにかく半端なく多く、
どこへ行っても人、人の時代。

大学へ入った頃には、バブルも弾け、
それまで聞いていたような
華やかな大学生という物は、
スッカリ息を潜め、
就職氷河期と呼ばれる時代の中を過ごした。

そんな人口多めな世代な私の周りは、
日々をどう過ごしていくか、
未来に何が待っているにかも分からず、
ただただ今している仕事に
没頭している子が多かった。

私は大学卒業と同時にイギリスへ留学したが、
私の周りでもワーホリを使って
留学した人たちが多かった。

そんな20代を過ごしてきた
日本の私の友人達は、
自ずと婚期は遅れ気味?
(本当は、遅くはないと思うが)になり、
30過ぎてからの結婚式に呼ばれるようになった。

私の場合、自分の人生計画よりも
遥かに早く結婚して、
ありがたい事に娘も授かったが、
夫の急死もあり、
娘は一人っ子になってしまった。

私に友人達というと...
今、まさに子育て真っ最中が多い。
そして一人を除き、
皆さん、一人っ子のご家庭。
それぞれ子育てに奮闘中!で
子供の年齢は、
幼稚園から
やっと中学生になりましたまで、様々。
みんなが二人目を欲しくても
諸事情があって、
諦めたのかどうかはわからないけど、
私にとっては
同じ一人っ子の親としても
いつも居心地が良いなと
感じられる昔からの仲間。

みんな、結婚するまでも
頑張って仕事してたし、
出産がとても大変だった子もいる。
世の中が出生率どうのこうの言っていた時に、
仕事を頑張っていた世代ですわ。
やっと子供を授かって、
出産祝いに友人を4年前に訪れたが、
一年3ヶ月で産休が明けるから
仕事復帰をしないとならないと言っていた。
こんな私達の世代の現状が
今の日本の現実なのだと思う。

私が暮らすドイツの田舎は、真逆だ。
親の年代問わず、2、3人の兄弟がいる。
当時、私の友人グループは、
同年代と少々、年が上の人達の集まりだったが、うちの子よりも先に一人目がいて、
二人目が同じぐらいの子、
さらに3、4人目ととにかく子沢山。
ここは、一体いつの時代?
皆さん、どうやって生計立ててるの?
と思っていた。

うちは、夫がいなくなってしまったので、
娘が一人になってしまったと
当時は、周りがとても羨ましかった。

でもこちらの皆さん、
結婚もとても早かったけど、
離婚率も高くて、
あっちもこっちもな感じで、ね。

そんな子供達の殆どが今となっては、
立派に成人しました。
ドイツでは、
16歳からアルコールが飲めるので、
ちょっとした行事やお祭りに行くと
つい先日まで、踊りを教えていた子供達や
友人の子供達と一緒にビールを
飲んでバカな話をしたり、
親子でワイワイしている姿を目にすると
子沢山家庭が
また羨ましくも見えたりしてしまうのが、
私のイヤなところ〜とも思うけど、
こればかりはしょうがない。

でもね、晩婚や出生率低下が進む
世の中にいた日本の第二次ベビーブーム世代は、その時を一生懸命生きていたんだと
友人達を見ていて思う。

そして友人達が今、私が14、15年前にしていた事をやっていると思うと頭が下がる。

そしてうちの娘にも
やっと来年、直属のいとこができる事に!
なんとも19歳差のいとこ誕生に
今からワクワクが止まらない。
うちの両親にとっても二人目の孫になる事だし、
やっと姉弟でほんの少しの親孝行が
できたかしらと思っている。

コロナが早く落ち着いて、
来年はその小さな命に出来るだけ
早く会いに行けるといいな〜。