ここNRW州は、国の制限に
則ってはいるものの、
先週から大幅に自粛が解除され、
私も出勤し始めた。
色々制限はあるものの、
とりあえず、動き出した。

うちのボス、宇宙人が
スタジオ再開にあたり、こんな事を呟いた。

“コロナで重篤になる人の多くは、
高齢、持病持ち
そして肥満、高血圧が原因な事が
多いらしい“

私はこの肥満がね、引っかかるわけですよ。
だってドイツは、肥満大国だから。

ここの人達の油まみれなで
味が塩っ辛く、濃い食事は、
私の胃が受け付けず...
甘ったるいバター、生クリーム、
砂糖がたっぷり入った
地獄のデザートも吐き気さえする。

こんな食事をしていたら、
どう考えても肥満状態に陥る。
さらにお酒。
こちらの方々、休みの日は
朝から飲んでいる人なんて珍しくない。
結局なところ、生活習慣病が
コロナを悪化させる
みたいな事を私の周りでは
言い始めた。

なんだか日本人の私には、
当然だろうと思うところを
突き始めた感じ。
それでもドイツ人が彼らの食生活を
根本的に見直す事はないだろうと思う。

ヨーロッパの中では、
比較的コロナ対策に成功を
収めた感が強いドイツだが、
8000人の死亡者数がが迫ってきている。
世界的にみた場合、
これって成功例なのだろうか?

日本は、やはり根本的な生活習慣が
圧倒的な死亡者数の少なさに
出ているのではないかと思う。
あれだけ外出している人達が
いるのにもかかわらずである。

日本人は、細身、健康神話が
私の周りのドイツ人達が言う。
まぁ、こちらの人達からすれば、
どんな日本人も細身で肥満に値しないだろう。
私は、日本じゃ身長も高い部類で、
ごく普通な体系ではあるが、
こっちじゃ、チビの貧弱さんである。

ドイツに来てからもこちらの食事には、
特に元義母の料理は、
どうも好きになれなかった。
結局は、自分の好みな日本食だったり、
イタリアンばかりを作る。
私は、揚げ物もあまり上手ではないが、
好きなのでたまに作るんだけど、
油がもったいなくて、
フライパンに半分ぐらいの油を入れて
ゆっくりと揚げる。
義母はそれぐらいの量の油で、
焼き料理をする。
そして油を切らずに、皿に盛る。
油まみれで、ただただ気持ちが悪い。
こちらの人は、
ジャガイモを温かい食事には、
日本人のご飯のように毎回食べるのだが、
ただ茹でたジャガイモにも
焼いた肉の油をかけて食べたりする。

こう言った食生活が
全く受け入れられなかったのが
功を奏しているのか、
私は今も学生の頃とあまり体系が
変わることもなく、
とはいえ運動する仕事についているため、
筋肉量は何もしていなかった
学生の頃よりはるかに増えたので、
体重は何キロか、昔より増加した。
ただ昔よりも健康的だとは思う。

亡くなった夫は、超肥満な両親なのに、
それとは似つかない細身の人だった。
彼は、自分の実母の料理でさえ、
好きなように残す人で、
無理に食べる人ではなかった。
わがままといえばそれまでなのだが...
ただ彼は、日本食はすごく好きで
よく食べてくれた。
彼は、191cmもあったのに、
体重は多い時で65kg程しかなく、
こちらが嫌になるくらいだった。
こんな人は、
当時から、私達の周りには、
誰一人いなかった。

コロナ渦で、
ドイツ人の食生活改善が
もっともっと取り上げられるように
なればいいなと密かに願っている。