海外移住者が直面する食に関する問題。
都市なら日本食なんて
既に私がイギリス留学時代から
沢山出回っていた。
田舎は、とにかく食べたいものが
そうたやすく手に入らない。

最近は、近くのスーパーでも
寿司専用の売り場があって、
作り立てを買うことができる。
とりあえず、代用品として
どうしても寿司が食べたいと思う時に
結構な値段はするが、
買うこともある。
多少の事を目をつぶれば
美味しく感じられる。

日清の焼きそばや
ラーメンも売っているし、
生麺のうどんも売ってる。
そういうところは、
ここ10年で随分変わったと思う。

家は、米中心の生活を続けてきた。
というのも娘がお米好きだからだ。
小さかった頃は、
お弁当におにぎりを
持っていったこともあったけど、
周りの目もあるし、
多分恥ずかしいから
いつ頃からかおにぎりを
嫌がりるようになった。
ただ家では食べてるけど。

うちでは、私がそうだったように
朝食を必ず取ることは、当たり前だ。

ただドイツの子供達は、
ほぼ100%朝食を家で食べてこない。
時間どうのこうのいうより、
多分子供が学校に行く前に
朝食を取る習慣がない家が
多いってことみたいだ。

それで午前中に
朝食タイムっていうのがあって、
そこで家から持ってきたお弁当を食べる。
これが実に不思議でたまらないのは、
私が日本人だからだろう。
飲物も当然家から持ってくるのだが、
ジュースの子がこれまた多い。
うちの子は、
自分の意思で麦茶か水を
持って行っていたし、
私もジュースを全く飲まない人なので、
まず家にはないのである。

作る側が日本人なので、
娘は日本食で育った。
ドイツ料理っていうドイツ料理は、
私には作れないし、全く興味もない。

結婚当初は、
元義母の料理を旦那の為に
学んでみたいとも思ったが、
彼女の作るものは、
全てレトルト商品を
使ったものだったので、
それさえ買ってくれば
同じものが簡単に作れた。
ただ私の場合、
かなり薄味、コッテリ系外しなのだが。

ドイツでは、昼食しか温かい食事をしない。
夕食は、パンで
それに乗せるハムやチーズが
おかずみたいな感じ。
家は、作り手の好みに合わせてもらって、
普通に温かい夕食を食べていた。

ドイツ人は、
どうやらヨーロッパの中で
一番の肥満大国だと
数年前のニュースで聞いたことがあった。
こちらの人の食べ方、
好みをいていれば、納得がいく。

大体、義両親がかつて
私の人生において、
初めて生で見た
最強のおデブさん達だった。

二人とも縦にも横にも前にも大きかった。
こんな人間存在するのだと
ビックリだったこのお方達、
食べる量もすごいのだけれど、
とにかく早食いだった。

そんな二人に育てられた旦那は、
真逆でとにかく痩せすぎと
言っていいほど、
すらっとした長身だった。
彼は、ゆっくり食事をし、
量も控えめ。

なんであんな義母と対照的なんだろう...

過程によって多少ばらつきは、あるだろうが、
うーん、ドイツ人の食は、私には合わなかった。