学校業を離れて早くも1ヶ月が経ちました。
正式には本日までが学校職員で、明日の入社式から別会社勤務となります
その手続きやご挨拶で昨日、学校へ久しぶりにお伺いしてきましたが、
気になる点があったので、ちょっと書いておきます。

就職に関してですが、
先生に勧められたから受けた、練習のために受けた、
そんな本気度の低い採用試験が続いているようです
会社にとってはお金をかけて、人員獲得のために動いていたとしても
学生からしてみると選択肢の1つでしかなく、
複数の内定をとってその中で決めておこう
希望の会社は別にあるので、トライアルでやってみよう
そんな意識で動いている学生が多くなってきたなと感じました。

また、この3月に卒業していったメンバーも
先生の紹介で受けた、行きたい会社ではなかったけど内定したから行った
そんな言葉をよく耳にするようになってきました

専門学校の2年間で資格もとって、就職もしてと
忙しい学校であることは間違いないのですが
就職活動の忙しさを学校が幾分か請け負うことで
資格取得のために労力を費やして欲しい
それが専門学校なんです
なので、企業研究や行きたい会社に行きたい
そこを希望する方達にとって専門学校は不適切な場所になります
ある程度は学校が見極めた会社へ行く事が前提となるのが専門学校です
行き先が学生が決めることで間違いはないのですが
先生の勧めでしか動けない学生は
その勧めを信じきる責任があるのだと思います

先生の勧めでしか会社を決められないのも問題ですが、
企業研究、会社訪問などもせずに就職先を決めようとするのであれば
それは本人の責任であって、先生の勧め=自分の意志としなければなりません
学生が企業の事は分からないだろうということで、
先生や就職課が会社訪問をし、求人を集めて
学生達に情報を提供します
金銭的な問題はあるにせよ、会社訪問をしないのであれば
受けて受かった会社を信じて勤めるべきだし
練習台にしたいなら、学校が集めた求人はさけなければいけません

もしくは、専門学校が掲げるルール自体を変えるかですね
単位の取得方法やインターンシップ、会社訪問との単位互換などフレキシブルな対応が必要です
また企業側も併願可としている以上は
顔色変えずに併願を受け入れていただきたいとも思います
私も窓口をしていた時は、併願できますよと言っていても、
併願です、他社うけていますと言うと、露骨に表情が変わります
専門学校なんだから、併願させないでよという心理がよく見てしまいます

学生、学校、企業とイノベーションが必要になってきています
今のままでは学生の意向のみが最優先され続け
学校と企業だけが煮え切らない毎日となることでしょう
後ろ倒しとなる前に、今一度学校側の指針もしっかりとしていく必要があると感じました