本日、10年という長い間通い続けた病院にて終診を迎えました。
10年前の夏、私は体に異常を感じて診察を受け、
急遽、精密検査となり発見に至った、子宮頸がん。
がんと向き合うことはそう簡単ではなく、夜中に一人で涙を流したこともありました。
ステージ1での発見ではありましたが、ステージ2になりかけており、
子宮全敵の決断をしたのは、とても速かったです。
病院ではたくさんの方たちと出会い、色々な想いを感じながら、
前向きに物事を考えられるようになったのは、その方たちと過ごす入院生活でもありました。
今、何を楽しんで、今、何を学んで
今、何を悔やんで・・・・
とにかく今、どうしたいのかということに向き合えるようになりました。
叶えるための方法は、たくさんの方たちの考えや経験が私を掻き立てました。
ともに、病気と闘っていた方が、亡くなられたこともありました。
それでもなお、その人の分もみんなで今を楽しもうと、同じ病を抱えた方たちと
話をしました。だから、一人ではありませんでした。
家族はもちろん、昔からの友達、新しい友達。
包み隠さず自分の病気についても話し、がん検診にはいくこと!なんて笑いながら話をしていたものです。
がんと診断されてから5年経とうとしていた時、今の会社に出会いました。
どんなことでも乗り越えられる気もしていましたが、やはり人間です。
山あり谷あり…凹んだり、励まされたり・・・
それでもやっぱり人との関係が、私を支えてくれたんだと思います。
本当にありがとうございます。
まだまだこれからも、素直に頑張りたいと思います。
今日、担当医の先生から、今日でいったん締めくくりましょう。
10年経ちましたよ。普段と変わらず、行きましょう。
とお言葉をいただきました。
看護師さんからも、ほっとしたでしょ?と・・・
次に何ができるか?また考えながら、一度しかない人生を、めいいっぱい楽しんでいこうと思います。