9月17日に怪奇ドラマ「怪奇大作戦」をご紹介しましたが、頂いたコメントで
「怪奇大作戦は子供向きで円谷プロ作ってたんですかね」とありまして、
そのコメントアンサーに僕(hiko)はこう書かせていただきました。
「放送時間帯を考えても子供向けのはずですが、大人の鑑賞にも耐えうる
ドラマ作りだったのではないでしょうか。それにより視聴者の年齢層
が広がり高視聴率に繋がったのでは、というのが僕の推理です。
ならば円谷プロが怪奇ドラマを大人向けに作ったらどうなる?」(抜粋)
その「円谷プロが作った大人向け怪奇ドラマ」がこれだッ!
怪奇大作戦は1968年9月 - 1969年3月にTBSにて放送。その後年、
1973年1月 - 1973年4月にフジテレビで放送された「恐怖劇場アンバランス」がそれです!
ウルトラQや怪奇大作戦と違い1時間ドラマです。
ウィキペディアからの抜粋ですが、
「円谷プロが『怪奇大作戦に続いて製作した、本格オムニバスホラーの大人向け1時間ドラマである」
「ゴールデンタイムでの放送を想定しから1969年8月から制作を開始し、翌年4月までに制作は終了していた。しかし、過激な恐怖描写のために「スポンサーが付きにくい」などの理由でお蔵入りとなってしまう」
お蔵入り?じゃどうやって放送したのってゆー話ですよね。
ゴールデンタイムがアカンなら深夜枠で、ということで
「月曜日23:15 - 翌00:10」枠で放送したのですよ。それも上述の通り製作開始は
1969年ですが放送したは1973年になってからでした。
こりゃもう幻のドラマでしょう。
映画「エクソシスト」の日本公開が1974年7月。それより4年前に制作されたものの
過激な恐怖描写でお蔵入りになった「恐怖劇場アンバランス」、
どんなドラマか見たいでしょ。
少しだけですが動画をご用意いたしました!
恐怖劇場アンバランス番宣2種
なるほど、この番宣見ると1969年(昭和44年)のテレビ放映は難しかったかも。
Youtubeで放送したドラマがいっぱい見れるのでアドレスを貼っておきますが、
その前に「恐怖劇場アンvバランス」の解説動画をご覧になってください。
【ゆっくり解説】ヤバい!過激な恐怖描写のため1度お蔵入り⁉「恐怖劇場アンバランス」心臓の弱い方、お一人でご覧になる方は…。円谷プロにとって原点回帰作品!特撮テレビアニメがヤバい!懐かしすぎ!解説
それではドラマの方をご覧ください。
開いたらサイドバーに各回の一覧がでているはずです。
↓ ↓ ↓ ↓
ウルトラQ、怪奇大作戦、恐怖劇場アンバランスという流れがあったのですが
結局のところ怪獣ものや変身超人もののほうが円谷プロに関しては
ビジネスになったという事ですね。
しかし1965年に「フランケンシュタイン対地底怪獣」、1966年に「フランケンシュタインの
怪獣サンダ対ガイラ」を公開。そしてあの衝撃ホラー映画「マタンゴ」に至っては
1963年の公開でした。
今の邦画ホラーはセミドキュメンタリー系のシチュエーション・ホラーが
主立っていますが、こういった手作り感の特撮ホラー映画も作ってもらいたいと思います。
そういう意味では映画「遊星からの物体X」は、SF,、サスペンス、ホラーが
実に良い塩梅でミックスされたモンスター映画でした。CGやVFXが無い
時代の映画だと思うと凄すぎる。
「物体X」はまずワンちゃんの変身シーンで観客はドン引き。僕も引きましたよ。
これ近々また見よ♪ 「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のアメリカ公開は
1977年。まだCGなどのVFXはなくSFX、マット絵、合成の時代でした。
今のようなCG全盛以前の特撮映画の苦労は、相当なものだったと思います。
高田暢彦, 川崎徹 私・湘南マタンゴ娘
昔、スナックで僕がこの歌を歌ったとき、「マタンゴ♪」と歌うや、あっちこっちから
「マタンゴ!」「マタンゴwww」と店内で大反響となり、ママが
「えっ、何!?みんな言ってるけどマタンゴって何なの!私知らない!」
たぶんマタンゴに反応したお客さんは映画「マタンゴ」を知っている人だろう
と感じました。あの映画はインパクトあったもン。
プチネタ。「映画「マタンゴ」の冒頭とラストに映る窓から見える夜景は
ミニチュアセットです。これを知ったときはマジ驚きました。