これで貴方は異性にモテる!
よほどのへそ曲がりか
天邪鬼(あまのじゃく)でもない限り、
人から認められたり高い評価を受けたりされれば
うれしく感じるでしょう。
好意を人から示されれば、
私たちもその人に好意を抱くようになります。
これを好意の相互性といいます。
単純に言うと誉められると
その人を好きになってしまうということですね。
ということは、お互いに好意を持ち合う恋愛では、
誉めることはやはり重要な問題です。
しかし、相手を誉めるのはなかなか難しいもの。
誉め方が悪いとかえって悪い印象を与えてしまいます。
そこで問題です。あなたが言われるとしたら、
どちらが好ましくおもえますか?
男性の方は、女性になったつもりでどうぞ!
1:「君は最高に素敵な女性だ。
僕は生まれてきてからあなたのような
きれいな人を見たことがない。
そのやさしさ、ほのぼのとした雰囲気、
利発な態度、知性的な表現、
すべてが最高に素晴らしい。」
2:「君はちょっと天然ボケな感じがして、
頼りないなぁ・・・。おっちょこちょいだし。
でも、実はけっこう頭の回転が速くて、
みんなにやさしい、素晴らしい人なんだよね。
私はそういうとこ結構いいと思うな。」
3:「君はきれいな女性だ。
みんなにやさしいし、頭の回転も速いし。
かなり素晴らしい人だと思うよ・・・。
でもなぁ・・・ちょっと頼りないんだよねぇ。
けっこうおっちょこちょいだし。
そこがたまに傷だね。」
4:「あんたは阿呆だ。
ちょっと美人だからとか、
やさしいとか言われて浮かれちゃって。
私から見れば、あなたはただのボケボケしてお嬢さんだよ」
さぁ、いかがだったでしょうか!?
大抵の人はここでは「2」がいいと答えたのではないでしょうか?
(まさか、「4」がいいとか思った人はいないでしょうね(笑))
アメリカの心理学者アロンソンとリンダーは、
評価のプラス・マイナスと好意の相互性についての実験を
行い以下のような結論をしました。
誉めるを「+(プラス)」、けなすを「-(マイナス)」とした場合、
a.最初誉めて、次第にけなす(++--)
b.最初から終わりまでけなす(----)
c.最初から終わりまでほめる(++++)
d.最初けなして、次第に誉める(--++)
この4つの条件のうち、相手からの好意は
d→c→b→aの順に高いという結果となりました。
つまり、最初はけなして、
次第に誉めるという方法が最も相手から好まれるのです。
逆に誉めまくった後に、
けなしちゃうと評価はがた落ちなわけです。
要注意。
心理学の先生によると、誉められるという報酬の効果は、
1度けなされて自尊心が低下している時の方が大きいようです。
誉めすぎると、誉められることに飽和しちゃって・・・、
要するに誉められるのに慣れちゃって効果が薄くなるのです。
誉めすぎても無駄なわけですね。
なお、これは何も短い間だけのものではありません。
例えば、出会った頃は憎まれ口をたたかれても、
しばらく付き合っていくうちに次第に
良い評価を受けるようになってくると、
やはり好意は増す傾向となります。
けんか友達だったのがいつのまにか
好きになっていたとかいうのは
その典型例ではないでしょうか?
微妙な人間の心をゆさぶる「けなす→誉める」の法則、、、
ちょっと頭のすみにでもおいといてください。
なお、けなしすきるとその後
フォローできないこともありますのでご注意を。
あくまで、さりげなくけなす・・・
という感じがベストでしょう・・・
だって!
※
JET STREAM ミスターロンリー (語り:城達也)
昔、この曲を録音してカーステで聞いていたら眠くなって仕方がなかったとか・・・。
それ分かる人は、同世代です。
「皆様のお相手は、わたくし、 城 達也でした。」