山田康雄といえばルパン3世!
山田も自身で演じた役の中では特別な思い入れがあったようです。
で、もう一つ有名なのがクリント・イーストウッド!
ルパンとイーストウッドの声を思い浮かべると、少し年齢の行った人なら
間違いなく山田康雄の声が再生されるはずです。
しかし山田さん、1995年にお亡くなりになられました・・・。
ついこの間モンキーパンチが無くなった時は、すぐに金ローでルパンを臨時放映するなどで
哀悼の意を表しましたが、山田康雄が無くなった時は地下鉄サリン事件とガチあたりだったので
後日改めて金ローで追悼放送されるなどで知ることになったファンも多かったそうです。
単発ならともかく、アニメでも映画でもシリーズものだと困っちゃいますよね。
ドラえもんやサザエさんなんかそうですが、事前に「変更しますから!」という準備期間が
あったから比較的ソフトランディングしましたが、山田康雄はいきなり亡くなられたので大変だったそう。
ルパンに関しては、たまたまその頃、ものまね番組でルパンをやっていた栗田寛一が
演じることで収録を終えましたが、映画の吹替は見てて違和感がアリアリでした。
なんせ野沢那智や「次元大介」の声を担当する小林清志までもがイーストウッドの声を
演じることもあったぐらいですから。
ちなみにブルース・リーの吹替は燃えよ!ドラゴンが「富山敬」「津嘉山正種(死亡遊戯も)」、
ドラゴン危機一発を「藤岡弘」、ドラゴン怒りの鉄拳を「中尾彬」、ドラゴンへの道を「柴俊夫」。
シルヴェスター・スタローンは「ささきいさお」「羽佐間道夫」「玄田哲章」たちが演じました。
声優の声は「日本における顔」であり、「個性」になるのだから最近の洋画吹替え版の
声優を若手俳優やアイドルに任せる風潮があまり好評を得ているわけでは無いのは
納得できるかな、と。良い声優さんとマッチして長くその外国俳優と付き合えれば最高ですね☆
近年での声優と外国俳優の付き合いで成功した例はジャッキー・チェンと石丸博也ですね。
前置きが長いのがhikoさんのブログの特徴、続けてまいります!
(前置きがないとすぐに終わっちゃう記事なのは黙っていることが吉!)
2015年2月に、テレビ愛知で地上波放送初!五週連続ダーティハリー・シリーズの
本編ノーカット放送という離れ業をやってのけました。
BS放送ではよくある企画ですが、地上波でやるというのでこの企画、当然「吹替」で!
しかし従来の放送では時間枠のためカットされたシーンがあるのですが、今は山田康雄は
いないし・・・。
でも日本語吹替がないシーンに新たに付け加え作らなければなりません。
当然従来の山田康雄の声の部分は残すわけですから、代役さんは声質が似ていないと絶対ダメなわけで・・・。
山田さんの代わりは栗田寛一?
いえいえ、この人に白羽の矢が立ちました。
名前を多田野曜平(テアトル・エコー)といいます。
その紹介動画がありますのでご覧ください☆(動画は最初からご覧ください)
もし、どうしても・・・どうしても、時間が無い人は、3分44秒あたりからご覧くださいッ!
多田野曜平自身、イーストウッドの大ファンで、、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』
『イージー・ライダー』『ガントレット』の山田康雄パートの追加収録も行っております。
またイーストウッドの新作『運び屋』では当然イーストウッドの吹替を全編で!
ルパンは栗田寛一ですが、映画の吹替役としては業界内で完全に認められた!
と言って過言でありません。
一部でルパンの声もやってほしいとの声もあるようです。
「刑事コロンボ」も小池朝雄が急死し、NHKがアタフタしたことがありますが、代役は
石田太郎。テレビ放送で最初の声が出るときはハラハラしましたが、僕的に
割とOKだった・・・。
石田が小池の代わりをすると聞いて小池の奥さんが石田に「あなたなら大丈夫だわ!」
と太鼓判を押したエピソードがあったのを思い出しました。
寺岡光盛 刑事コロンボの吹き替えで小池朝雄と石田太郎の違い 解決編
荒野の用心棒 さすらいの口笛
刑事コロンボのテーマ
ルパン3世 ファ-スト・シーズンOP
風魔一族の陰謀山田版 エセ予告編
何ゆえ「エセ」なのか・・・?
この映画の声優陣、山田康雄をはじめ全員がオリジナルの人ではなかったのですよ。
ルパンの声は古川登志夫。
知ってた?あ、そ・・・。