今、映画「カメラをとめるな」が大人気ですね。
今、上野で見ようかと座席表を確認したらアータッ!
ほとんど埋まってるじゃン!
気になってるンだけど、予告編を見ると僕の嗜好から
外れているようで・・・イマイチ気がのらない。
(予告編から感じる僕のアンテナ感覚は大体あたっている)
別に低予算映画だから蔑視しているわけでなくてですね、
昔は単館ロードショーとかレイトショーとか見に行ってましたよ☆
レンタルとかで日本のゾンビものも相当観てます。
WiLD ZEROは相当ぶっ飛んだ映画でしたし、泣けるゾンビ映画、
ゾンビ極道とか、北村龍平のVERSUSは初日に劇場に見に行きましたよ。
そんな時代にテアトル新宿でみた映画が「血を吸う宇宙」。
今日はその話。
これぞ「カオス」と言わんばかりの難解さ、
・・・いや、面白さ!
まずは大雑把にストーリーを書きますと、、、
死刑執行を待つ女囚・倉橋里美(中村愛美)。
彼女は、懺悔を聞きに来た尼僧に
事件の全てを告白し始めました。
その事件とは・・・
あの日、里美は幼い娘・ミサトが誘拐され
包丁を手に警視庁に乗り込むのですが、
警視庁に入ったところで取り押さえられてしまいます。
里美の夫・清彦は、刑事から自宅でこの事件を知らされますが、
清彦は刑事に対して、自分たち夫婦に子供はいないと証言します。
その場にいる清彦と刑事たちはひょっとして病気か?と
疑いますが、里美は頑として娘はいる!と断言します。
そこへ謎の女霊媒師が乱入し、降霊術を行い
首なし女子高生の霊が現れ、里美を一軒の家に導き・・・・・
話はここからUFO、宇宙人、CIAが入り乱れ
どことなくサスペンス・スリラーの様相を呈しながら
コメディ、本格的なカンフー、ミュージカルといった
要素を交えつつ予測不能の展開を見せることになります。
映画監督の中田秀夫(リング)と黒沢清(呪怨)が
キャストとしてゲスト出演しています。
でね、この映画の予告編とか動画を探し続けたんですが・・・。
無くなってた・・・。
劇場ではレイトショーながら
15週間のロングラン公開だったのですよ!
ちなみに僕は、この公開中に4回ぐらい
劇場に足を運びました。
きっとDVDは出ないだろうーな・・・と
考えたほかに、この映画ほどイベントが多い映画は
なかったんじゃないでしょうか。
舞台挨拶とかいろんな催しが20回ぐらいやったのかな?
もっとかな?
結局、DVDは発売されて買いました。
さて、長い前フリにお付き合いくださり
ありがとうございます。
本日の本題はここからでございますよ!
ストーリー紹介は小難しい、
予告編などの動画もないじゃ話にならないので
この映画の中でも印象的な1シーンを
画面キャプチャなどを交えて紹介と再現を
してみようと思います。
hikoさん、初の試みです。
※これから書く記事におけるセリフは
すべて劇中で話すセリフと完全に同じものです。
(オープニング)
(ナレーション)
「宇宙・・・人類に残された最後の神秘。
そこにはブラックホール、未確認飛行物体、
そして異星人の存在が、我々の想像を絶する
数多くの謎が隠されているのだ。」
そして、
ドーン!
メインタイトルです。
ここで音楽が流れますが
かつての東宝怪奇映画シリーズのような
不気味な音楽です。
ストーリーは進み、謎の男(正体はCIA)・阿部寛が
過去に体験した想像を絶する体験を
倉橋里美(中村愛美))に話すシーンです。
劇中では再現ドラマとして出てきます。
阿部寛「君に聞いてもらいたい話があるんだ・・・。
僕にも昔、青春時代があった。
僕には恋人がいた。
名前は真由美。
自分で言うのも何だが、
僕たちは「カンペキ」なカップルだった!
デートの後、彼女が帰っていく方向がいつもバラバラだった。
あるときは北へ、あるときは南。
西へ、東へ!また北へ!」
阿部寛「いったい真由美はどこに住んでいるんだ。
彼女は決して自分の住所も電話番号も教えることはなかった。
デートの約束はいつも真由美から一方的に電話がかかってきた。」
(電話がかかっては用件だけ伝えると
さっさと電話を切る真由美。
泣きそうな阿部寛)
阿部寛「僕は疑惑と嫉妬に苦しんだ。
ひょっとして、真由美には何人もの男がいるんじゃないか。
僕はそのうちの一人にすぎないんじゃないのか!
そうだ、そうに違いない!!」
(ベッドで嗚咽する阿部寛の図)
阿部寛「そして、ある日・・・(デート後に)僕は彼女を尾行した。」
だが!
真由美「ごめんなさい。あなたにはもう逢えないわ。」
阿部寛「真由美、僕は君がどこに住んでいるか知りたいだけだ!
僕たちは愛し合っているんだろ?どうしてそんなことも
教えてくれないんだ。何かわけでもあるのか?」
真由美「あなたには、本当のことを話すわ。
けど・・・あなたはきっと信じない。」
阿部寛「どうしてっ!」
真由美「わたしは・・・・・宇宙人なの!」
阿部寛「ふっ、何を言い出すんだ。」
真由美「嘘ならもっとマシな嘘をつくわ。
わたしは、ある目的で地球に来ている。
今の顔も体も、仮の姿なの・・・。
騙していて、ごめんなさい。
でも・・・あなたを愛していたことだけは本当なの!」
背を向け、公園の向こうに歩いてゆく真由美。
阿部寛「おいっ!もう・・・逢えないのかっ!」
立ち止まり、振り返る真由美。
真由美「逢えるかもしれない!
でも・・・あなたはきっと気づかない。
わたしの姿はすっかり変わっているから・・・」
(去ってゆく真由美を黙って見送り続ける阿部寛)
阿部寛「それから半年後・・・」
夜の心斎橋を歩いている阿部寛。
すると労務者風の見知らぬ男が声をかけてきた。
男は阿部寛の肩をポン!と叩き
男「よお、ひさしぶり!」
阿部寛「はっ?」
男「俺だよ、俺。」
阿部寛「どなたでしたっけ?」
男「やだな~忘れちゃったのかよ。俺だよ、俺!(ニヤニヤ)」
阿部寛「どなたでしたっけ?」
男「俺だってば!
マ・ユ・ミ♪
アッハハハハ!」
男「(阿部寛に)お前、俺の左の乳首ばっかり吸ってただろ。
おかげで左の乳首だけ尖がっちゃってサ!
いまだにそうなんだよ。」
アッハハハハハハッ!
ヒィ~~ハハハハッ!
男「・・・ま、お前と俺・・・・肌が合ってたよな♪」
(そのとき、真由美の声が被る)
『でも・・・あなたはきっと気づかない。
わたしの姿はすっかり変わっているから・・・』
阿部寛「う、う・・・うっ」
阿部寛「うわああぁぁーっ!」
『血を吸う宇宙』
監督:佐々木浩久
プロデューサー:一瀬隆重
脚本:高橋洋
アクション監督:シッ・チョンワイ
音楽:ゲイリー芦屋
歌:ペニシリン
出演:中村愛美
阿部サダヲ
阿部寛
三輪ひとみ 他
製作・配給:オメガ・ピクチャーズ/85分
2001年12月22日よりテアトル新宿レイトショー公開
いかがでしたでしょうか?
書いてて疲れました。
今回、DVD見ながらセリフを起こして
画像を取り込んで・・・
もう二度とやるもんかと決めました。
下の写真は主演の中村愛美さんと僕の
ツーショットとサインです。
で、こちらが「真由美」役の
三輪ひとみさんとのツーショットです。
お二人とも実物の方が画面で見るより美人でしたが、
個人的にタイプは○○さんのほう・・・・♪
ガス人間第一号 (1960)
PUFFY 渚にまつわるエトセトラ