聞いてください。
先週から、僕の携帯に同じ番号の着信が続いているんです。
メモリー登録していな番号で、留守電にもメセージは入っていません。
いつも仕事中に、電話に出れないときに限ってかかってくるのです。
「どうせワン切りだろう」と考えて掛け直さなかったのですが、
じつは今日、具合が悪くて早退し、帰宅しまして
ベッドの上で携帯を眺めていたとき、
発信元が『090』の番号だったことに、
あらためて気がつき、はじめてかけ直してみました。
すると、
押入れの中から着信音が聞こえてきたのです。
僕は怖くなってすぐに自宅を出て、
今、近所の友人の家から書き込みしています。
あっ、今、助っ人がもう一人やってきました!
友達には事情をすでに話してあり、
僕ら三人は手にゴルフクラブを持ち
僕のマンションに向かいました。
そして僕の部屋の前で三人、顔を見合わせた後、
僕は友達に飛び込みの合図を言いました。
「ロッケンロール!」
僕はドアに鍵を刺し、開錠すると
一気に三人が、部屋にあがりこみ、
話をしていた押入れの前で
3人ともゴルフクラブを振り上げました。
「そこにいるのはわかってるぞ、出て来いっ!」
僕は助っ人がいる心強さから、威勢よく声をあげると、
つぎの瞬間、物言わぬ押入れの戸を勢い良く開けてしまいました。
息が止まるような瞬間でしたが、中には誰もいませんでした。
僕は、恐る恐るゴルフクラブを握り締めながら
中を覗きましたが、やはり誰もいません。
ただ、押入れの中から1枚のメモを見つけ、
それを読んでみると、こう書いてありました。
『あの時、この襖を開けなくてよかったな』
◇ エンディング・パターンA 終わり
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(前略)
僕は友達に飛び込みの合図を言いました。
「ロッケンロール!」
僕はドアに鍵を刺し、開錠すると
一気に三人が、部屋にあがりこみ、
話をしていた押入れの前で
3人ともゴルフクラブを振り上げました。
「そこにいるのはわかってるぞ、出て来いっ!」
僕は助っ人がいる心強さから、威勢よく声をあげると、
物言わぬ押入れを勢い良く開けました。
翌日、その部屋から成人男性三人が
無残に切り刻まれた変死体が発見された。
隣近所では、昨夜、とくに騒がしい音は
聞こえなかったといいます。
週刊誌やワイドショーでは、
『日本のルーシー・モノストーン』事件として
大々的に取り上げました。
◇ エンディング・パターンB 終わり
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(前略)
僕は友達に飛び込みの合図を言いました。
「ロッケンロール!」
僕はドアに鍵を刺し、開錠すると
一気に三人が、部屋にあがりこみ、
話をしていた押入れの前で
3人ともゴルフクラブを振り上げました。
「そこにいるのはわかってるぞ、出て来いっ!」
僕は助っ人がいる心強さから、威勢よく声をあげると、
物言わぬ押入れを勢い良く開けました。
息が止まるような瞬間でしたが、中には誰もいませんでした。
僕は、恐る恐るゴルフクラブを握り締めながら
中を覗きましたが、やはり誰もいません。
ただ、押入れの中から1枚のメモを見つけ、
それを読んでみると、こう書いてありました。
『おまえら必死だなw』
◇ エンディング・パターンC 終わり
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(前略)
僕は友達に飛び込みの合図を言いました
「ロッケンロール!」
僕はドアに鍵を刺し、開錠すると
一気に三人が、部屋にあがりこみ、
話をしていた押入れの前で
3人ともゴルフクラブを振り上げました。
「そこにいるのはわかってるぞ、出て来いっ!」
僕は助っ人がいる心強さから、威勢よく声をあげると、
物言わぬ押入れを勢い良く開けました。
すると、そこにいました!
こいつらか・・・。

◇ エンディング・パターンD 終わり
≡・ェ・≡ ニャンニャン
※ 今日の話は、すべてフィクションです。

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