メリーさんの電話 「俺の名はメリー。今貴様の後ろにいる」 第3話 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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メリー「……何をしている」

少女「お布団要塞です。今日はもう寝ます」

メリー「随分守りの薄い要塞だな」スイー

少女「うわあっ!? 擦り抜けて、っていうか近いっ!!」

メリー「擦り抜けも、透明にもなれるぞ」

少女(やっぱり幽霊なんだ……怖いよおぉ……)ブルブル










――翌朝

メリー「おい少女、朝だぞ」

少女「うぅ……ん」

メリー「おい」

少女「ふあぁ……、おふぁよぅございまふ……」

少女「んー……?」

メリー「」ジー

少女「びゃあああ」ガターン

メリー「面白い叫び声だな。死ぬときはその声で頼む」

少女「しっ、死にません!!」ドキドキ

少女(ああっ、びっくりした……何もあんな至近距離に……)

少女(っていうか、やっぱり夢じゃなかったんだ……)ハァ

少女「学校行かなきゃ……」


ガチヤッ

少女「いってきまーす」

母「いってらっしゃい、少女ちゃん」

少女(はぁ……メリーさん(仮)のおかげで

いつもの三十分は早く出ちゃった)トコトコ

少女(……っていうか)

少女「何でついてきてるんですか?」

メリー「貴様がいつ願いを思い付くか分からないだろう」

少女「誰かに見られたら……」

メリー「ならば透明化しておこう。それならいいだろう」スッ

少女「ぐぬぬ……」

メリー「ところで、貴様はいつもそんな堅苦しい格好で学校に行くのか?」

少女「か、堅苦しいって」

メリー「家で髪を降ろしていたときのほうが、似合っていると思うが」

少女「へ? あ、ありがとうございます……/// っじゃなくて、

わ、私は委員長だから、ちゃんとした姿じゃなきゃいけないんですっ」オホンッ



メリー「……その三つ編みと眼鏡がちゃんとした姿なのか?」

少女「そうですよっ」

少女「あと、透明化してるんだから、あんまり話し掛けないでください。

変な人に見られちゃう」

メリー「……言っておくが、やろうと思えば俺は貴様を殺せるんだぞ?」

少女「ひ!?」ビクッ

メリー「契約の破棄の一度や二度……」ジリ…

少女「ごっ、ごめんなさいごめんなさいいいっ!!」ボロボロ

メリー「ふん」

少女(うぅ、調子に乗りすぎちゃった……)

少女(でもメリーさん(仮)、会話してると普通の人だもん。

ちょっと上から目線だけど……)

少女「っ、ぁ」ピタッ

メリー「?」

同級生たち「」ガヤガヤ

少女「……っ」ビクビク



同級生A「でさー」

同級生B「マジかよ」

ガヤガヤ…

少女「……」ビク、ビク

メリー「少女」

少女「はっ、はい!?」

メリー「何故こんな端のほうを歩く」

少女「そ、それは……」

メリー「……」

野球部顧問「お、早いな少女。おはよう」

少女「あ、先生、おはようございます……」ペコリ

少女(そっか、野球部の朝練があってるんだ……)




――教室

ガラン…

少女(まだ誰もいない……)

メリー「おい、少女」

少女「はい……って、ななな何で実体化してるんですか!」

メリー「何か問題があるか?」

少女「ここは学校ですよ!? 部外者立・入・禁・止なんですっ!

見付かったらどーするんですかっ」

メリー「そんなことより」

少女「話を聞いてください!」

メリー「何をあんなに怯えていた」

少女「……っ」

メリー「奴らに虐めでも受けているのか?」

少女「ち、違います、よ」

少女「怯えてなんていません」

メリー「嘘を吐くな」

少女「ほ、本当ですっ!」

メリー「奴らに見つからないように、こそこそと逃げてここまで来ただろう」

少女「違いますってば!」

少女「メリーさんには関係ないでしょっ!」ボロッ

メリー「……」

少女「う、っく」ボロボロ

メリー「……うむ」

少女「……?」

メリー「今、確信した」

少女「何、がですか」グスン

メリー「俺は貴様の泣き顔が好きだ」

少女「……はあ?」

メリー「最初に貴様を見たときも、すぐにでも殺して

帰ろうと思ったのだが、その顔を見て思い止まったのだ」

メリー「そして今確信した」

メリー「俺は貴様の泣き顔に興奮を覚えている」

少女「……」ブルブル

少女「へ、へんたい!」






続く