角川書店の当時の社長、角川春樹は「小説と映画と音楽」の
メディア・ミックス戦略を打ち出し、過去の人となっていた
横溝正史を一大ブームとして広げ、さらには出版界に文庫本を
流行らすなどなど、一躍時代の寵児となった。
角川春樹は横溝正史でウハウハとなり、「次の作家」として
選んだのが森村誠一だった。
「『人間の証明』は映画化を前提に、角川から依頼されて執筆した。
続く『野性の証明』も、やはり映画化を前提で、角川から依頼されて
執筆している。そのさい角川から「あなたにとって作家の証明となる作品を」
と言われたことが、題名の由来である。」(ウィキペヂアより)
大人気の角川映画が映画「野生の証明」でヒロインを公募。
そのヒロイン・長井頼子役としてスクリーン・デビューしたのが
薬師丸ひろ子でした。
薬師丸ひろ子は、「翔んだカップル」「ねらわれた学園」と
続けて主演するも興行的にヒットとまではならなかった
が!
1981年に主演した「セーラー服と機関銃」が大ヒット!!
この作品で一躍人気女優になりました☆
翌1982年、角川は「第二の薬師丸ひろ子」を見つけるべく
映画『伊賀忍法帖』のオーディションを実施しグランプリを受賞したのが
渡辺典子でした。
そのオーディションで特別賞を受賞したのが原田知世でした。
原田知世はフジテレビ系ドラマ『セーラー服と機関銃』と
『ねらわれた学園』主演。
そしていよいよスクリーンデビューとなり、主演した映画が
「時をかける少女」。
監督は大林宣彦。この映画は大林の「尾道三部作」の一本目でもあり
大ヒット!原田知世はこの映画で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
↑ これ映画のラストのクレジット・バックです。
「ブルース・ブラザース」でジョン・ランディスが見せた手法ですね。
この「時かけ」の見せ方のほうが僕(hiko)的には上手に思えました☆
最後に原田知世の「愛情物語」より。
この映画はダンスとミュージカル・シーンですね。
原田知世の「フラッシュダンス」ばりのダンスシーンをどうぞ!
◇「ねらわれた学園」から
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