【お昼の映画音楽 18】今回はパニック映画特集だ!(空あり陸あり海あり!) | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。


お昼の映画音楽特集のお時間です。

お相手は私、hikoが務めさせていただきます。


今回は「パニック映画」特集。

この「パニック映画」という表現はもう死語になっていますね。

1970年代に公開されたデザスター(災害)ムービーに

多く使われたキャッチです。


「パニック (Panic)とは、個人において突発的な不安や恐怖(ストレス)による

混乱した心理状態、またそれに伴う行動を指す。恐慌とも言う。」

(ウィキペディアより)



人も歩けば棒に当たる-。

世の中危険なことがたくさんありますよね。

それらを映画のシチュに置き換えてサスペンス映画(あるいはアクション映画)

にして見せる映画が70年代とても多かったんです。


「何」が原因でパニックになるのか。

パニックに陥った人の心理状態はどうなる?

どうやって解決するのか!?

演技にしろ、セットにしろ、アクションにしろ

パニック映画は、映画の大画面を使った『見せ場』を

作りやすいんですね。映画の最後は当然、パニックの

知恵もしくは体力(あるいは両方)で解決するわけですが、

その時点で、「がんばれーッ!」と観客を引き込むことが

できれば大成功です☆



ではパニック映画のシチュエーションには

どんなものがあったのか。



まず1曲目は「パニック映画の先駆け」といっていいでしょう。

「大空港」

1970年のアメリカ映画。






「オールスターキャストによるパニック映画の元祖と言われる。

いわゆるグランドホテル方式で、それぞれの登場人物にまつわる

ストーリーが複雑に交錯する構成となっている。

当時のハリウッドを代表するようなスターが競演するのはそのためである。」

(ウィキペディアより)

ストーリーは精神を病んだ男が爆弾を持ってボーイング・ジェットに乗り込む。

その爆弾男の情報がパイロットに無線で伝わり、機内を必至の捜索する。

パイロットはその男を見つけ、爆弾の入ったバッグを奪おうとするが失敗。

男は機内で爆発させ、機体には大きな破損箇所が出来、機内の気圧は急速に低下

乗客たちは酸素不足に苦しみはじめ、大変な事態に陥る。

ホーイング機はリンカーン国際空港に引き返すが滑走路はおりしも

30年来の猛吹雪のため、着陸に失敗した飛行機が塞いでいた。

はたして無事生還できるのか!?


監督:ジョージ・シートン

出演: バート・ランカスター
ディーン・マーティン
ジーン・セバーグ
ジャクリーン・ビセット
ジョージ・ケネディ 他
音楽:アルフレッド・ニューマン(←名曲多い)

スケール感の大きな音楽です。








空を舞台にした映画の後の2本目は、

海!


「ポセイドン・アドベンチャー」。

1972年の映画で、みんなのシネマレビューで

「平均点:8.18 / 10点」の高得点!

僕(hiko)も大好きな映画で、パニック映画の代表作です。


豪華客船「ポセイドン号」には大晦日の夜を祝う多くの客が乗り合わせていた。

順調かと思われた航海の途中、巨大な津波が押し寄せ船は転覆、

船底が海上を向いた状態で停止する。

パニック状態に陥った乗客たちの中で、たまたま乗り合わせていた

スコット牧師がリーダーシップを発揮し、生き残った乗客たちを脱出へ

と導いていく。だがその先には更なる苦難と悲劇が待ち構えていた……。


この映画の見所は、やはり主演のジーン・ハックマンでしょう。

この映画の前年「フレンチ・コネクション」でアカデミー主演男優賞を

受賞しており、もっとも脂が乗り切ったときの映画です。

乗客を引き連れ、何とか脱出口を探し求めるスコット牧師(ハックマン)。

最後の最大の難関を前にしてスコット牧師がとった行動とは・・・・。





ううっ、この映画を見た者としては、この写真を見ると・・・・


監督:ロナルド・ニーム

出演: ジーン・ハックマン
アーネスト・ボーグナイン
レッド・バトンズ
キャロル・リンレイ(
ロディ・マクドウォール
シェリー・ウィンタース
ジャック・アルバートソン
パメラ・スー・マーティン♪

音楽はジョン・ウィリアムズだ!












3本目は陸!


「タワーリング・インフェルノ」。




「パニック映画ブーム」の中でも最高傑作と評され、

あまりに制作費が高額なため、ワーナー・ブラザーズ・20世紀フォックスの

2社による共同製作・提供作品という画期的な作品です。

そのため主演にワーナー側からスティーブ・マックイーン、

フォックス側からポール・ニューマンの二大スターがあてられました。

しかしこれが問題でした。

この二人の名前をタイトルに出すとき、出す順序はどうするか。

これは一緒に画面に出すことに決まったのですが、

上下に並べると格上が上段になるのは当たり前だし、

左右に並べたら左側が格上になってしまう。

二人のプライドを傷つけない方法はあるのか・・・・!?

どのような方法で名前を出したかは、この後で☆


アメリカ・サンフランシスコの新名所、138階建のグラスタワー落成式が催された。

だがその真っ只中、予算を着服するために行った電気系統の手抜き工事が

原因となり、81階の備品室でボヤ火災が発生していた。

設計者のロバーツ(ポール・ニューマン)はオーナーのダンカン

(ウィリアム・ホールデン)に135階の会場に300名の来賓を招いて開かれた

落成式を直ちに中止するよう進言するが、ダンカンは全く耳を貸さない。

そうしているうちに火災は序々に深刻の度を増し、落成式の会場に迫っていった。

事態を重く見た消防隊のオハラハン隊長(スティーブ・マックイーン)は

決死の救出作戦に出る。



監督:ジョン・ギラーミン

出演: スティーヴ・マックィーン
ポール・ニューマン
ウィリアム・ホールデン
フェイ・ダナウェイ
フレッド・アステア
スーザン・ブレイクリー
リチャード・チェンバレン
ジェニファー・ジョーンズ
O・J・シンプソン
ロバート・ヴォーン
ロバート・ワグナー


音楽は、またまたジョン・ウィリアムズ!



先ほどの2大スターの名前の出し方に注目!











「左側の名前を下に、右側の名前を上に」でした!





タワーリング・インフェルノからもう一曲。





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