最大で24人の人格を持つとして知られています。
しかし・・・
これから紹介するのは、
その人物の情報は、ほとんど無いものの
知る人ぞ知る本物のサイコ。
その名を・・・・・
ルーシー・モノストーン。
「モノストーン」とは、いったい
どのようなサイコなのでしょうか。
モントリオールの大きな屋敷で
2人の子供の面倒を見るベビーシッターがいました。
ベビーシッターが2階で子供を寝かしつけた後、
下の一階でテレビを見ていると突然、電話が鳴りました。

ジリリリリッ!
ジリリリリッ!
受話器をとると不気味な男の声で 、
「俺はルーシー・モノストーンだ」
と名乗りました。
ルーシー・モノストーンはその頃、
恐怖の殺人鬼として知られ、
モントリオール市街で、
もっとも恐れられていた人物です。
ベビーシッターはいたずらだと思って電話を切ると、
すぐにまたかかってきて、受話器から
さっきと同じ言葉が聞こえました。
ベビーシッターは腹を立てて、
電話交換手に電話をして事情を話し、
もしまた、かかってきたら
電話の相手を逆探知するよう頼みました。
すると、ほどなくして
再び電話がかかってきました。
ベビーシッターは電話交換手から教わった通り、
電話を長引かせてから切りましたが、
男は、とても気がかりな言葉がを言っていたのです。
「俺はルーシー・モノストーン・・・。
たった今どこかのガキを殺したところだ」
ベビーシッターが電話を切ると
すぐに電話交換手から電話が入り、
その交換手はすごく慌てた声でしゃべりました。
「早く!早くその家から逃げてください!今の電話は、
その家の2階からかかってきています!」
ベビーシッターが電話を切り、
部屋の入り口に振り返ると
そこに血でべっとりと染めた包丁を
持った男が立っていました。
男は「俺がルーシー・モノストーンだ」

確かに電話で聞いたのと同じ声でした。
しかし、ベビーシッターは男に向かい、こう言ったのです。
「いいえ、あんたは偽者よ。
だって・・・
あたしがルーシー・モノストーンだもの」
翌日、その家の2階で殺された2人の子供のほかに
1階で無残に切り刻まれた見知らぬ男の死体が見つかりましたが、
ベビーシッターの姿は見当たりませんでした。
ルーシー・モノストーンは、
小説家ディレク・ハートフィールドと共に
60年代に熱狂的に支持された伝説の革命家、
そして忘れられたロックミュージシャン崩れの
テロリストだとの説があるほかに、
どこかの外国人だとも言われています。
が!
そもそもルーシー・モノストーンは
実際にいたのか、いないのか!?

『ルーシー・モノストーンの真実 』
三木・モトユキ・エリクソン著
出版 : 角川書店、税込価格1470円
実は漫画『多重人格探偵サイコ』
(原作:大塚英志、作画:田島昭宇)
の中に出てくる重要な登場人物として
有名なんですが、
いくら調べても、この人ほど
「虚と実」、「真か偽か」が分からない人物は
いないですね。
正直いいまして、現段階で
僕もその正体を捉えきれていない
謎の人物です。
同名のミュージシャンがいたようなので
そこらへんから「都市伝説」として
広まりを見せたようですが、
今回ばかりは、ハンパな形ですが
ルーシー・モノストーンとは、
「漫画で有名になった謎のサイコ」
というだけで終わらせます。
たぶん、上の写真にある
『ルーシー・モノストーンの真実 』を
読まないと答えに近づかないですね。
いや~申し訳ない。
今日は良い閉め方ができなくて(汗)
こういう余韻(?)があったって
たまにはいいよね☆
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