【怖い話】心霊スポットで | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。


そこまで怖くないと思うけど、一応実話の心霊体験なんで、

この場を借りたいと思います。

文章の粗さ等は目を瞑っていただきたいと思います。

オカ板用に書いた文章じゃないのでクッソ長い上に変な丁寧語ですが

そこもスルーでお願いします。



私は高校の頃、友人たちと良く心霊スポット巡りを行なっていました。

オカルトサイトで私達の住んでいる土地の心霊スポットを検索しては

夜中に自転車で向かう、という事を繰り返してりました。

心霊スポットは実際に見つかったり、見つからなかったりしましたね。

まだ高校生でしたので夜中に友人だけで自転車で遠出をする、というだけで

楽しかった記憶があります。





◯◯人墓地や、その筋の方が管理していると噂されている謎の廃墟、

自殺者が多いとされる橋、廃病院と色々回りました。

しかしながら私たちの中に霊感がある者はいないので

「こえ~」「何か出たらこっから逃げようぜ」などと言いながら

手をつないで一周するだけで解散、という形でした。


そんな感じで私達の心霊スポット巡りは続きました。

高校3年になると、車の免許を取得した友人のおかげで

少しだけ遠出が可能になりました。

そこで前々から行ってみたい、と話し合っていた「◯◯トンネル」という

何年も前に封鎖された廃トンネルへ行こう、ということになりました。

そこは宜保愛子さんも生前番組か何かで訪れた場所で、その際

「ここはダメ」と仰ったと噂になっていた所です。

(その数ヶ月後宜保愛子さんが亡くなったせいもあり、ますますあそこの

トンネルはやばいぞ、という噂は地元で広がりました)


とある金曜日の深夜、ついに私と友人S、Iと3人でSの車に乗り

◯◯トンネルへ向かう事にしました。(仮にSとIとします。2人とも男です。)

運転席にS、助手席にI、後部座席に私一人、という形で乗車していました。

「◯◯トンネル」は閉鎖された「◯◯トンネル」に代わり新しく出来た

「新・◯◯トンネル」のすぐ隣、数メートル先にあるので、場所に関しては

最初からわかっていました。

有名な心霊スポットでありながら、「新・◯◯トンネル」を通る時に

少し目を横に移せば見ることが出来るくらいの距離です。

数時間車を走らせ、ついに到着しました。

「◯◯トンネル」の前に車を止め、降りると辺りは真っ暗です。

外灯はありません。更に田舎なので虫の声以外はなんの音もありません。

トンネルの前で「やばいね~」などと話した後さっそく

「◯◯トンネル」の内部へと歩を進めました。


中はもちろん一寸先も見えない暗闇です。

私たちはいつもの様に3人で手を繋いで両端の2人が携帯電話のライトを使い

照らしながら進みます。

「マジ暗いわ~」「こえ~」と言いながら恐る恐る進むも、

何も起きる様子はありませんでした。

しばらく歩くと、白い壁が見えて来ました。

行き止まりではありません。

中心部へ入れないように鉄製のバリケードがしかれていました。

(柵などではなく、本当に壁があるように内部が見えないようになっていました。

大きなガードレールといった感じでしょうか)

その高さはトンネルの上部までしかれていて、その最上部から僅かにその先が見えました。

私達の以前にも訪れる者がいたようで、バリケードを懸命に剥がそうとした後がありました。

しかしながら剥がすのは無理なようで、更に内部へと歩を進めるためには2m以上ある

バリケードを越えなければいけませんでした。

S「どうする?登るか?」

私「うーん、でもちょっとこれはさすがに怖いね」

I「入って何かあってもこれじゃ戻るのに時間がかからない?止めとこうよ」

考えた末、結局そこは怖気づいて戻ってしまいました。笑



私たちは心霊スポット巡りをしていましたが、オカルト知識が深いわけでもなく、

呪われたくないし死にたくもありません。

最初に書きましたように、ただ友人と冒険のまね事をしているだけで

楽しかったのだと思います。

怖いものは怖いですし。

車に戻るまでも特におかしなことは何もありませんでした。

私「せっかくここまで来たのになーんにもなかったな」

S「ものの数分しかいなかったじゃん、やっぱ入るか?」

私・I「それは止めよう」

S「ふ~んまあいいや、ちょっとお前こっち向けよ」

何?とSの方に顔を向けた瞬間、パシャ!っとフラッシュをたかれました。

私「うわっお前何してんだよ」

S「せっかくここまで来たんだし、記念撮影だよ、1枚くらいいいべ?笑」

Sが携帯電話で後部座席の私を撮影しました。

Sがどれどれ…と撮影した画像を見た瞬間急に険しい顔になり、黙りこみました。

そして隣のIにちょっと見てみ、と携帯を渡すと、Iもまたうわっという顔をしました。

私「な、なんだよお前ら!怖いからやめろよ」

S・I「…(写真を見つめたまま黙る)」

私「ちょっと撮った奴俺にも見せろや!」

と詰め寄ると、Sはさっと携帯を隠しました。

S「見ないほうがいいわ」

と何度も拒否されましたが、どうしても気になるので、

何度も見せろ、と詰め寄ると

「後悔するなよ」と言いながらSが携帯を渡して来ました。

写真を見て私も少しだけ、悲鳴をあげました。

私の右肩に、バッチリ写っていました。

女の顔です。

よくある、顔に見える、ではなく完全に顔でした。

白い光に包まれていますが、紛れもなく顔でした。

表情はなんといいますか、本当に感情がないような真顔でしたね。

それまで心霊体験なんて一度も無かったのに、なんでよりにもよって俺に…と

私がショックで黙り込んでいると Sが車を動かしました。

とりあえずここから離れよう、との事です。

車を走らせ、市街地から程近いコンビニの駐車場につきました。

運転中からコンビニについてからもしばらくの間黙っていました。

多少落ち着いた私達は改めて先ほどの写真を見ました。

何度見ても、顔です。

私の右肩に、女の顔です。

私は内心怖くて堪りませんでしたが、ビビってると思われたくなくて

「おいふざけんなよ~心霊写真撮ってんじゃねーよ!」

と強がっていました。

最初は「お前、お祓い言っとけよ」

「一緒にお祓い行くか?」

とか心配するような話をしていましたが、私が大して気にしてないと見るや

2人は「これテレビとか雑誌に応募したら100%当選じゃん!」とか

お前月曜学校来ないで死にましたとかやめろよ~笑」とかふざけた事言ってましたね。

私も「うるせーよ」と努めて強気でいました。

そしてその日はSに自宅まで送ってもらい解散。

その夜は眠れませんでしたね、私の肩に浮かぶ女の顔。

肩が重くなったり、何か霊障あるのかな~とか考えて朝を迎えました。


曜日、学校に行くとSが暗い顔をして現れました。

てっきり先日の事で仲間内に広めて冷やかしてくるものとばかり思っていたので

どうしたんだよ?と聞きに行きました。

S「この間の写真、まず見ろよ」

と携帯を差し出しました。

そこには私と私の肩に写っている女の顔。

ですがおかしい。先日とは明らかに顔が違いました。

目が釣り上がっていて、私には怒っているように見えました。

ゾワッと全身に鳥肌がたったのを良く覚えています。

私は「顔変わってんじゃん、これやべえよ!お祓いしよ!」

と半ば怒りながら携帯を突っ返し、Iも呼んでお祓い行こう、と

慌てているとSはそれを制止し話を続けました。

S「昨日な、Mに会ったんだけどよ…」

日曜の夕方、Sは霊感ある(自称ですが)女の子の後輩、Mと偶然会ったそうです。

Sが車のウィンドウを開け、Mに声をかけると、Mはギョッとして

遠くに離れたそうです。そして遠くから叫びました。

「Sちゃん!ちょっと車から出て!こっち来て!」と。

Sがなんだよ~とMの所へ向かうと、Mがこう言ったそうです。





「Sちゃん、なんで後部座席に変な女乗せてるの?」








855: 本当にあった怖い名無し 2013/06/19 20:32:21 ID:3c0lPYvq0

続きを



861: 6 2013/06/19 22:53:52 ID:YC8F2/UL0

>>855
すいません終わりにしたつもりでした



855: 本当にあった怖い名無し 2013/06/19 20:32:21 ID:cprgTCkW0

>女の幽霊が取り付いてたのは
私じゃなくてSの車の方でした

というのがオチなんじゃね?



>>858
その通りです!

後日談としましては、>>858の言うとおりで憑いてたのは

俺じゃなくてSの車だったようです。

Sは車を神社においてMと一緒にお祓いしたそうです。

その後普通にその車に乗っていましたが、事故や霊障はその後ないみたいですね。

俺とIはMに見てもらった所何にも憑いてないと言われたので

じゃあいっか笑みたいな感じでお祓い等は何もしてません。

俺もSもIもMもその後何もなく普通に生活してます。

写真はSが自分の車にいるってわかってから怖くて消したそうです。

なんか顔がどんどん変わっていったらしくて。

憑いてるのが俺だったら保存してたかもしれませんけど。

でも本当にはっきりと人の顔が写っていたので当時は衝撃的でした。

今はもう心霊スポット巡りはしていません。








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◇映画「ヘルハウス」予告編


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