【怪奇】怖いかどうかわからないけど、私もひとつ話を…2 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

Let's easily go!気楽に☆行こう!

映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。


892 : 名無しバサー : 2011/03/18(金) 04:21:52.55
深山の某ダムに夜釣りに行った時のこと。
夕方、俺らはスロープでアルミボートを出す準備をしていた。
すると何処からか声が聞えてきた。
「び・・・ほ・・・・あ・・」

どうもコダマで声が反射して届いているようでよく聞き取れない。
まあどうでもいいかと俺らは船外機回して水面を進み出した。
最初のポイントに着いて釣り出した時、また声が聞えてきた。
「び・・るほ・・・・あぁぁ・」
さっきよりも多少大きな声だがやはりよく聞き取りにくい。
まあどうでもいいことだし俺らは無視した。
小バスが釣れた。

俺らはさらに奥へ進んだ。
日が暮れるまでに際奥のポイントにいかないと・・
際奥一歩手前のポイントでまたボートを止める。
日暮れ直前の地合で爆釣状態!

ひゃっはー!めっさ釣れるぜ!

俺らはグッドサイズを次々とゲット!
気分は最高潮!
しかしその時またもや声が聞えた。
今度はしっかり聞える、かなり近いぞ!
というか絶叫だぞ、これ!?

893 : 名無しバサー : 2011/03/18(金) 04:25:25.68
その声は・・・

「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」

は?

「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
    「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
         「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」

ダム中にコダマする叫び声。意味がわからない。なんだなんだ?
思わず顔を見合わす俺と友人。

「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
「うわぁ、こっちくるな」
「た、助けてユートピアぁぁあ!」

そして絶叫は唐突に止まった。
「えっと・・?」
「うん・・?」
対応に困る俺ら、とりあえず先に進んだ。
そしてダムの最奥地付近、ここが俺らの最終地点。
ボートに備え付けている照明で周りを見回すとゴムボート(というかプール用のビニールボート?)が浮いていた。
が、何か様子がおかしい。
乗船してるヤツがゴムボートの船首側チューブの上で仰向けになって倒れている。
ビックリしてゴムボートに近づくとボートの中にもう1人丸くなって震えながら
「びっくりするほどユートピア・・」
「びっくりするほどユートピア・・」
「びっくりするほどユートピア・・」
小声で繰り返して唱えている。

894 : 名無しバサー : 2011/03/18(金) 04:27:47.46
「おいどうした、しっかりしろ!」
俺らに気がつくとそいつは気も狂わんばかりに
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
を絶叫した。
うるせえ。
「落ち着けって、何もしないから!」

「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
「びっくりするほど・・・!?」

俺らの姿を確認したのか、
「た、助けて、ここから早く、早くここから!」

「いいから落ち着け」
「おい、もう1人の方も気がついたようだぞ」

「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」

こいつもかよ、なんなんだユートピアって?
ゴムボートの二人は中学生くらい。とにかく話を聞いてみる。
最初はスロープ付近で釣っていたそうだが、谷風に流されて際奥まで流されてしまい途方に暮れていたようだ。
そしてここで何か【物の怪】の類いと遭遇したらしい。
【びっくりするほどユートピア】とは退魔の呪文らしい・・?
アフォかと思ったが、ほっとくわけにもいかず、俺らはゴムボートを牽引してスロープまで戻ることにした。
ロープを結んでいると少年たちが叫んだ。
「来た来た来た!!!」
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
だー、うるせー!
俺は「黙れ!」とどやしつけようとして結んでいたロープから顔を上げそこで固まった。

895 : 名無しバサー : 2011/03/18(金) 04:30:10.61
俺らから10メートルほど離れた所に人が浮いている、フローターみたいに。
ただフローター釣りと違うのは、竿も持ってなくフローターにも乗っていない。
そいつはゆっくりと近づいてくる。
そしてそいつと目が合った瞬間なんとも言えないどす黒い気分に。無性に自分の命を絶ちたくなる衝動が!?
「うわああああああああああ!!!!!!」
気も狂わんばかりの俺と友人。
「お兄ちゃん達も叫んで!びっくりするほどユートピア!」
わけがわからないがとにかく叫ぶ!
「びっくりするほどユートピア!」
あれ?
「びっくりするほどユートピア!」
なるほど、なぜか一瞬正気に戻ったように感じる。
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
「びっくりするほどユートピアぁぁああ!」
4人の絶叫がダムにコダマする。
なぜだか幽霊だか妖怪だかわからないものが怯んだように感じた。
俺は叫びながら船外機のスターターロープを引っ張った。
普通こういうときはエンジンはかからないものだけどあっさり始動した。
ゴムボートと乗っている中学生ふたりを牽引しながら俺らは離脱に成功した。
「なんなんださっきのは・・」
「あれが幽霊とか妖怪とかいう類いか、始めてみたわ」
中学生達はボートが走り出してからもユートピアを連呼している。
そして無事に俺らは出発点のスロープに戻ってきた。
ホラー映画だとここでまた何かあるところだけど何事もなくボートをトレーラーに乗せ、中学生達もボートを畳んでチャリの荷台に乗せた。
俺らは中学生と別れ一目散にダムを後にした。
後日、地元の人にダムの幽霊だか妖怪について聞いてみた何も得られなかった。

おしまい。


.




◇びっくりするほどユートピアとは?

気分がふさぎ込んでいる時、落ち込んでいる時に、自分のお尻を両手で

バンバン叩きながら白目をむき、ベッドを昇降しながら大声で唱えると

気分が晴れやかになり、部屋にたまっている女の悪霊も退散して

幸せになれるという、ありがたいおまじない

(と、その一連のやり方) のことです。

これを10分程続けると妙な脱力感に襲われ、霊が逃げていくとも

言われています。


この言葉が流行る発端となったのは、2ちゃんねる掲示板

「病院・医者@2ch掲示板」 で2002年9月17日に立ったスレ (スレッド)、

「誤診をしたときのかっこいいいいわけ」への、24番目の次の書き込みでした。


24 名前: 卵の名無しさん 投稿日: 02/09/24 17:35 ID:Ssp1l93m

全裸に白衣姿で、白衣の裾を捲くりあげる。
肛門にボルタレンを半分だけ刺し
自分の尻を両手でバンバン叩きながら白目をむき
「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」と叫ぶ。
尻を上げ気味にして、ボルタレンロケットを患者に発射する。

25 名前: 卵の名無しさん 投稿日: 02/09/24 17:39 ID:Ssp1l93m

↑誤爆すみません。



スレが立ってすぐのレスだったこと、内容があまりにもシュールで、

しかしスレの趣旨にあまりにも合致 (?) していることもあり、

翌日には同じスレ内でAAが多数作られました。

なお 「ボルタレン」 とは、解熱や鎮痛、炎症を抑えるための

非ステロイド系の一般的な処方薬です。 

錠剤の他、座薬としても使われています。






Let's easily go!気楽に☆行こう!






◇「びっくりするほどユートピア」実演w








悪霊退散!(マジうけw)
.