【怪奇】 立ち入り禁止の波止場 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。

仮にK君としよう。

彼は沖縄出身で、若い頃はけっこうヤンチャなやつ。

ホントにおばけなんかいるのか?

じゃあ、ためしてみようなんて。

たとえば、夜中の防空壕。

沖縄には今でも白骨化した死体とかけっこう残ってて、

夜中にオバケが写そうと、友人にカメラ向けてピースで写真を撮ったり、

夜中2時くらいに海で泳いで、友人にカメラもたせて写せとか。

(結局何もなかったと言ってた)

そんな肝っ玉優れたやつ。



で、ある日、悪友達連れて、車3台で夜中ドライブに行ったんだって。

立ち入り禁止の波止場に入っていって、

夏だから花火とかして酒飲みながら遊んでた。

鞍馬のヘッドライトの先、海の中10メートルくらい先に5~6人いて、

その1人が「誰か溺れてる!」って叫んだ!

見れば、子供が1人あっぷあっぷしてる。

「えーどこ見えないよー」

「いるだろあそこ」

そのうちの一人が、誰か呼んでくるって近くの民家に走っていった。

「早く助けないと!」

「どこ?どこにいるの?」

そんなやりとりをしてるうちに、むこうからオジサンと、

助けを呼びに行ったやつが走ってくる。

「お前たちここは立ち入り禁止だろ!!」

そのオジサンは漁師で、今にも救出しようとして服むいでるやつにむかって、

「やめろ!!」と叫んでる。

「いや、でも子供が・・・」

漁師のおっさんは、なんか必死に止めようとしてる。

???

その状況はというと、子供が溺れてる。

6人中3人は見える。他のやつには見えない。

漁師「見えるのか?」

「だっているだろ。早く助けなきゃ!!」

目の前10メートル先くらいに確かにいる。

「どこ?いないよ?見えない」

漁師「じゃあ見える奴。アイツの顔見てみろ。

あの子供、助けを求めてるように見えるか?」

よ~く見ると、「ううん・・笑ってる」

漁師「いるんだよ・・・お前たちみたいな奴らが

助けに飛び込んで、引き込まれるんだ。

そして、そんな状況で水死体があがるんだよ・・・

だからいつもここは、関係者以外立ち入り禁止にしてるんだ」