男と『メリーさんの電話』 第2回 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。

男「オソイナーマダカナー」ワクワク

メリーサンノヒツジカワイイヒツジー♪

メリー「・・・わたし・・メリー・・・」

男「メリーさん!!いま2階ですかっ!!」

メリー「!!!はっはいっ!!」

男「まだちょっと待ってくださいっ!!

舟盛りを盛大に床にぶちまけてしまいまして!!

また何か違うもの頼むんで!!少し待っていてください!!」

メリー「・・・はい・・・」ピッ

メリー(なんで私なんかと会うのにそこまでしてくれるの・・・

こんなんじゃ・・・わたし・・・)

  










~~15分後~~~

メリー「電話して大丈夫かな…」

ピッ

メリーサンノヒツジカワイイヒツジー♪

男「よしっぎりぎり間に合ったな」ピッ

メリー「わたし・・・メリー今3階に居るの・・・」

男「はいっ!!階段ですよね?そこの一番奥の部屋です!!」

メリー「分かってます・・・」ピッ

メリー「はあ・・・やっぱり行かなくちゃだめなのかな・・・」



男「メーリサンノヒッツジカワイイヒツジ♪」スクワットシテマツ

メリーサンノヒツジカワイイヒツジー♪

男「はいはいはーい!!」ピッ

メリー「私メリー・・・いまあなたの部屋の前に居るの・・・」

男「はいさー!!待ってましたーー!!」

メリー「・・・ホントに行ってもいいの?」

男「?なんでさ?当り前じゃないかい?」

メリー「・・・男さんが良いならいいの・・・」

ピッ



メリーサンノヒツジカワイイヒツジー♪

男「・・・ついにこの時が・・・」ゴクリッ

ピッ

メリー「・・・わたしメリー・・・いまあなたの後ろに居るの・・・」

メリー(ほんとにキラキラな部屋・・・わたしの為・・・?)

男(確かに居るっ!!この気配・・・匂い・・・女だっ・・・!!!)

フリカエロウトスル

メリー「待って!!!まだ振り返らないで!!」

ピッ

男「!!」

メリー「そのまま話を聞いて・・・」


メリー「・・・わたしの事怖くないの?」

男「なんで怖がる必要があんのさ?」

メリー「・・・私が何のためにあなたに電話したか分かる?」

男「・・・?」

メリー「私にも役割があるの・・・果たさなくてはいけない・・・」

男「・・・役割・・・?」

メリー「私が電話した人は殺される・・・有名な話ですよね?」

男「・・・あぁ・・知ってる・・・」

メリー「・・・知っているならなぜ・・

こんなに私を歓迎してくれるの・・・?」

男「・・・氏にたいから・・・」

メリー「・・・なんで・・なんでそんなこと言うんですかっ!!!」

男「いままでの人生いいことなんて何もなかった・・・

だけど最後に女の子を部屋にあげてその女の子に殺されるなら・・・

死んでもいいかなって・・・」

メリー「!!そんな・・・」

男「それに・・・僕は君が好きだったんだ・・・」

メリー「!!」

男「昔・・・子供の頃君の怪談を聞いたときは怖かった・・・」

メリー「・・・はい・・それが普通だと思います・・・」

男「だけど・・・人生に行き詰って死にたくなった・・・

でもヘタレな僕は死ぬことができない・・・

そんな時君を思い出したんだ・・・」

メリー「・・・」

男「メリーさんなら僕を殺してくれる・・・

殺されるのならメリーさんが良いかなって・・・」

男「それからはずっと君の事を考えていた・・・

何をしている時も君の事で頭がいっぱいだった・・・」

メリー「はい・・・」

男「僕は氏にたいんだよ・・・君の手で・・・」







続く