幽霊さんが僕の猫エリーに『猫太郎』なんて変な呼び名をつけた。
エリーは女の子なのに。やめろ。
幽霊さんは変わった幽霊だ。今はあまり怖くない。
翌日 木曜日
男「ふぁ~あ…」
男「んーっ!今日は…」
男「よし!寝坊してない」
シーン
男「…」
男「幽霊さん?」
男「幽霊さーん?いないんですかー?」
シーン
男「…」
男「大学行くか…」
大学
男「…」
--でさー昨日の飲み会でさー ペチャクチャ
男「…」
--やべレポートやってねーwお前やった?見してー ワイワイ
男「…」
--てかさーマジきもくない?だよねーありえねーw ザワザワ
男「…」
男「(大学…つまんないな…)」
男「…」モグモグ
男「これから梅雨になるなぁ…」
男「そしたら屋上でこうやってお昼食べれなくなっちゃうなー…」
男「…」
男「そしたら便所飯でもするか!ハハハ!」
男「ハハハハハ!…」
男「はぁ…」
男「…」モグモグ
男「ただいまー」ガチャ
男「…」
シーン
男「誰もいないのか…」
男「一人暮らしなんだからいないの当たり前か」
男「………」
幽霊「あ!おかえりー」
男「あっ」
幽霊「今ねえ猫太郎が来ててさ!」
男「幽霊さん」
幽霊「猫太郎、猫パンチ繰り出してたよ!猫パンチ!」シュッシュッ
男「…ヘヘヘ」
幽霊「何笑ってんの」
男「何でもないです。ただいま幽霊さん」
幽霊「あいおかえりなさいー」
続く
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