そしてヘビの尻尾を持つ生物が登場します。
その生物の名前は「キメラ」。

現実の世界ではある得ないと思われていた
異生物との合体計画。
ライオンとトラを掛け合わせた「ライガー」や
豹とライオンの交雑種の「レオポン」を
作り上げた人間ですが、まだこれらは動物と動物という
領域での話しですが、もし・・・掛け合わせ対象が
人間と動物だったら、どうでしょうか。
小説の世界では、イギリスの小説家H・G・ウェルズが1896年に
発表した小説『モロー博士の島』というSF小説がありますが、
最近公開された旧ソ連の機密文書によると、
かの独裁者ヨシフ・スターリンが、人間と猿を掛け合わせ、
「半人半猿の兵士」を作ろうとしていたことが明らかにされたのです。
発想は『モロー博士の島』というより、まるで
石川賢のSFバイオレンス漫画『魔獣戦線』。


モスクワに保存されていたこの機密文書には、
1920年代中頃、当時のロシアきっての動物学者、
イリヤ・イワノフ博士に、彼の技術を応用して
馬や動物を使って超兵士を作るべしという命令が下されていた事が
記録されているという。
モスクワの新聞によれば、当時、スターリンは科学者らに対して、
次のように語ったという。
「私が求めているのは、新らしい無敵の人間である。
痛みに対して不屈であり、食事をさして必要とせず、
その質に不平を言わない者だ。」

こうして1926年、モスクワ共産党政治局は科学院に対し、
”人間戦争マシン”の育成を依頼したのである。
この"半人半獣兵士"計画を委任されたイワノフ博士は、
世界初の人工受精競走馬研究所を設立した功績から、
既に知られた人物で、ソ連成立後、イワノフの研究は当局にいたく気に入られ、
1926年には20万ドルの資金と共に西アフリカに赴き、
そこでチンパンジーの人工受精実験研究所を設立し、
チンパンジーのメスに人間の精子を受精させる実験を行ったのである。
しかしイワノフの実験は凡そ全てが失敗に終わった。
チンパンジーのメスに人間の精子を掛け合わせることに失敗した
イワノフだったが、今度はオスチンパンジーの精子を
ロシア人女性に人工受精を試みようとしたという。
完全にマッド・サイエンティストとなったイワノフは、
アメリカの実業家チャールズ・スミスに資金調達を依頼したが、
スミスはこの話をすぐに彼の話を新聞社(タイムズ誌)に
売り込んだことから、この研究が大々的に報じられ、
KKK(クー・クラックス・クラン)から
脅迫を受けるようになり、結局イワノフは今回の
あらゆる実験から身を引くことにならざる得なくなり、
1932年3月、イワノフカザフスタンで生涯を閉じた。
<暴かれた旧ソ連の”半人半猿”超兵士計画 終わり>
上述の文章に出てくる「魔獣戦線」は
2010年11月14日の記事「エヴァンゲリオンには、元ネタがある!?」で
紹介してあります・・・が、記事内に添付していたアニメは
削除されていしまい、現在では見ることが出来ません。
でも・・・ネットで探せばわりかし楽に
動画にたどり着けるのはナイショです。
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