2001年(平成13年)12月22日、
東シナ海の公海上で「長漁3705」と記された
漁船のような外観の国籍不明船を海上保安庁が発見し、
巡視船が立ち入り検査の実施を行おうとした。
しかし、当該不審船(工作船)は停船命令に従わなかったため、
海上保安庁が漁業法違反(立入検査忌避)容疑で強制捜査を行うために、
上空や海面への威嚇射撃を行ったが不審船はこれを無視。
その後、警告を発し船体へ向けて機関砲による砲撃を行い、
これが不審船船体へ命中、燃料へ引火して火災を引き起こした。
不審船は消火器や毛布などによる鎮火の後、
巡視船に対して機関砲や小火器、対戦車ロケット弾による反撃を開始。
これを受けて、不審船(工作船)と巡視船側の間で
激しい銃撃戦が繰り広げられることとなった。
22日深夜になって当該不審船は自爆と見られる爆発を起こし、
そのまま沈没する事件があった。
また同日23時45分、
海上保安庁の巡視船と航空機は6人が漂流しているのを発見したが、
武装工作員の自爆や抵抗の恐れがあったため、
一切の救助行為を行えなかった。
この銃撃戦で日本側は海上保安官3名が銃弾を浴びて負傷し、
当該不審船の側は確認されただけでも8名が死亡し、
合計で10名以上とされる乗組員全員が死亡したものと推定されている。
調査で沈没した不審船を海底から引き上げた結果、
その不審船は北朝鮮の工作船であることが判明しへ向けて機関砲による砲撃を行い、
これが不審船船体へ命中、燃料へ引火して火災を引き起こした。
不審船は消火器や毛布などによる鎮火の後、
巡視船に対して機関砲や小火器、対戦車ロケット弾による反撃を開始。
これを受けて、不審船(工作船)と巡視船側の間で
激しい銃撃戦が繰り広げられることとなった。
22日深夜になって当該不審船は自爆と見られる爆発を起こし、
そのまま沈没する事件があった。
また同日23時45分、
海上保安庁の巡視船と航空機は6人が漂流しているのを発見したが、
武装工作員の自爆や抵抗の恐れがあったため、
一切の救助行為を行えなかった。
この銃撃戦で日本側は海上保安官3名が銃弾を浴びて負傷し、
当該不審船の側は確認されただけでも8名が死亡し、
合計で10名以上とされる乗組員全員が死亡したものと推定されている。
調査で沈没した不審船を海底から引き上げた結果、
その不審船は北朝鮮の工作船であることが判明した。
このニュースは大々的に取り上げられたので、
記憶しておられる方も多いでしょう。
この沈没した不審船は引き上げられた後、
東京にある『船の科学館』で、沈没船と
搭載されていた武装兵器(2連装14.5mm対空機関銃ZPU-2×1、
ロケットランチャー、AKS-74突撃銃×4 ほか)と、
金日成バッジなどが展示されました。
hikoさんも、しっかり見に行きました・・・。
実は、当初このニュースを知ったときは
誠に不謹慎ながら、この事件を海洋アクション映画のように感じ、
僕の中で少し面白がっていたところがありました。
しかし、銃弾で穴の開いた船や搭載兵器を目の前にしたときは
その圧倒的な迫力と説得力に、日本近海で実際に起っている危機を感じ、
少なからず衝撃でした。
日本近海・・・、北側では北方領土、沖縄沖で尖閣諸島、
そして日本海側では竹島と(すべて日本固有の領土である)、
日本は、大変な状況下に置かれて、実は緊張状態にある・・・、
これをしっかり認識しておくことは、日本人として
当然のことながらとても重要なことなのです。
以下は、僕が船の科学館で撮った『沈没船』と『搭載兵器』の写真です。







◇九州南西海域工作船事件
4分5秒から、工作船への威嚇攻撃。
4分23秒から、工作船に引火。
6分52秒から、工作船からの巡視船への射撃攻撃。
8分0秒から、工作船からロケットランチャーが発射される。
8分15秒から、工作船に向けて、正当防衛射撃を開始。