よく考えると怖い話 vol.2 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。

これはアメリカでのお話です。

若いお母さんが、出かけるために

子守り(ベビーシッター)雇いいました。

派遣されてきたのは、移民として

アメリカに渡ってきた外国人の女性でした。

英語はカタコトでしたが、奥さんは彼女の国の言葉が話せたので

問題はなく、早速来てもらうことにしました。

ある日、奥さんはいつものように子守りを呼んで家を出ました。

外出先で時間ができたので赤ちゃんの様子を聞いてみようと

自宅に電話をいれました。

「今、寝てます」

カタコトの英語で子守りは応答しました。

奥さんはちらりと腕時計を見てから、

子守りの故郷の言葉でこう言いました。

「そう。じゃあそろそろ起こしておいてくれる?」

「はい。奥さま」

婦人は満足して電話を切りました。

ところが、奥さんはたいへんな間違いをしてしまったのでした。

ベビーシッターの国の「起こす」という言葉には、

実はもうひとつの意味があったのです。

それは「調理する」です。

夕方になって奥さんは帰宅しました。

出迎えに出た子守りに言いました。

「起こしておいてくれた?」

「はい。奥さま」

子守りはキッチンに入っていき、

奥にあるオーブンの蓋を開ける音がしました。

「ねえ、子供は?もう起きているんじゃなかったの?」

奥さんが、そう声をかけると

子守がキッチンから出てきて・・・・






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