最終脱獄計画 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。

アルフレッド・ヒッチコック

(Sir Alfred Joseph Hitchcock)は

『サスペンス映画の神様』と呼ばれ

「サイコ」

「めまい」

「鳥」

「北北西に進路をとれ」

サスペンス映画の名作を多数作り出しました。

そのヒッチコックは

映画ばかりでなく、テレビでも

「ヒッチコック劇場」という一話完結の

ドラマを総監修(うち数本を自身が監督した)

していました。

その中で僕がもっとも印象深い作品が

シーズン・ヒューブリーが主人公を演じた

『最終脱獄計画』という話です。



シーズン・ヒューブリーっていったら

「ロリ・マドンナ戦争」

「ニューヨーク1997」などの映画に出演する美人女優で、

オールド・ファンにはカネボウのCM

「ボンジュール、お目目さん」で

知っている人がいる鴨・・・いや、かも(汗)




ではでは『最終脱獄計画』ストーリーの紹介です♪

このドラマはDVDにもなっていないはずなので

ラストまで書いちゃいます。

うちのどこかにビデオ録画したのが

ひょっとしたらあったような気が・・・。

ま、いいや。


結末を知りたくない人

この先、ご遠慮願います。

んじゃ、始まり始まり~。








レナ(シーズン・ヒューブリー)はたった今、

裁判で判決を言い渡されたところだった。

それまで何人もの男をはべらかせ続けたレナに

夫殺しの罪で終身刑が確定したのだ。

気性の激しいレナは

激しく抵抗するも刑務所に送られるのであった。



その激しい気性からレナは所内で敵を作りやすく

囚人たいからリンチを受けたり、

独房にも入れられます。


何とか刑務所から出たいレナは

所内で掃除をする一人の老人に目をつけます。

その老人の仕事は死体の処理係。

いつも死体を刑務所の外の墓地に

埋葬するのが彼の役目でした。


『彼(老人)なら外に自由に出入りできる』


レナはその老人が眼の病気(白内障?)で

あることに目をつけます。


老人は何度も手術費用の申請を出すも

ことごとく却下され続けますが

とうとう許可通知が届くのでした。

しかし、いち早くレナはその通知書を

抜き取り、そして老人の眼鏡を割ります。


あまり良く見えない老人のために

レナは許可書を代わりに読み上げます。

今回も却下だったと嘘をつくレナ・・・


思いっきり落胆する老人に向かって

レナは提案します。

「私を外に出してくれたら

あなたの手術の面倒を見るわ!」


外に逃がすだなんて、

そんなの無理だと言い張る老人に

レナが驚くべきプランを話します。


今度、死体を埋めるとき、レナは

埋めるべき棺おけの中に隠れ

死体ともども一旦埋められます。


棺おけ内の空気が持つ間に

老人が棺おけを掘り起こして

レナを救出して脱走させる。



あまりに突拍子もないプランに

老人はしり込みしますが

レナの上手い口車に乗せられ、ついに承諾します。


老人は

「死人が出ると(所内の)鐘が鳴るから

そうしたら安置室の棺おけに入り込み

蓋をして隠れていろ。私が運びだす・・・」

レナは大喜びします。



そして数日後、

刑務所で鐘が鳴ります。

また新しい死人が出たのです。


その夜、レナは安置室に忍び込み

周りに気づかれないよう電気をつけずに

手探りで棺おけを探しだし

蓋をあけると確かに中に死体が入っていました。

しかし、レナは構わずその棺おけの中に

入り込み死体に寄り添う形のまま

棺おけの蓋を閉じました。


翌日、レナの入った棺おけは墓地に送られ

そして埋葬されました。


後は老人が掘り起こすのを待つだけ・・・。


自由の身になるのを目前にしたレナは

巡り会わせで一緒に棺おけに入っている人は

どんな顔か見てやろうと

ポケットに入っていたマッチで

火を起こします。

するとマッチの火で照らされた

死体の人は、掘り起こすはずの老人だったのです。







「キャアアアアーーッ!」



レナは思いっきり悲鳴をあげるものの

その声は誰にも聞こえないし

誰にも届きません。



レナが埋められた墓地には

無情の風が、ただ吹いているだけでした・・・






『最終脱獄計画』・終


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まだ日本公開は決まっていませんが

『ベリード』というスペインの

新感覚スリラー映画が話題です。


Let's easily go!気楽に☆行こう!



主人公は拉致されて棺おけに

たった一人入れられて

生き埋めにされてしまう映画で

出演者・・・たぶん一人だけ。

全編ひたすら主人公が何とか棺おけから

脱出しようとする映画です。

主人公が手にしているのは

携帯電話と懐中電灯だけ。

はたして空気が無くなるまでの

90分間に脱出できるのか!?

見ていてかなり息苦しくなる映画らしいですよ。