「紅茶キノコ」と呼ばれる
ハンドルネームみたいな名前の
飲み物があったぁそうなぁ・・・
(まんが日本昔ばなしのナレーションっぽく)
ずーっと昔、紅茶を入れたビンに
モンゴル産だかロシア産だかの
スライム状の「キノコ(?)」を
入れて培養した紅茶を飲むことが
流行ったことがあります。
これが培養中の写真。

「紅茶キノコ健康法」なる本が
売れて一気にメジャーになりました。
飲むことによる効用は
・高血庄が治った。
・肝臓がよくなった。
・胃腸が丈夫になった。
・小水の出が良くなった。
・慢性腎炎が解消した。
・アトピーに効く。
・水虫が消えた。
たぶん水虫は紅茶キノコの紅茶を
浸した脱脂綿をあてがったとか
霧吹きみたいにして直接患部に
つけたものと思われ・・・。
紅茶キノコの作り方は
いたって簡単♪
ビンか、似たような容器に砂糖入りの
紅茶を入れ、その中にゲル状というかスライムのような
「紅茶キノコ」を入れるだけ。
これだけ!
すると一週間ぐらいで容器内の紅茶に
薄い膜が張り、そのままほうっておくと
膜がどんどん厚くなっていきます。
だいたいそれぐらいで飲み頃かも!?
今は紅茶キノコって現存してるか分からないので
手に入りにくいと思います。
流行っていた当時、僕は父の知り合いから
ひとかけらの「紅茶キノコ」のを
手に入れました。1cm角にサイコロ状のものでしたが
ちゃんと膜を貼って出来上がりました。
で、試飲!
レモンティーっぽいというか酸味がありました。
ハッキリ言って味よりグロテスクなものを
飲んだ印象が強いため、気持ち悪さのほうが
先立ちました(笑)
紅茶キノコはキノコではなくて
「菌」なんです。
カスピ海ヨーグルトに例えられることがあります。
体にいいとは言っても
「菌」なので、人によっては
腹を下した人もいたそうです。
ブームが去った後は有害説まで出ました。
もし今でも残っていたら
「午後の紅茶キノコ」
とか
「ドトールのロイヤルミルクティー(キノコ)」
とかが出ていたかも(爆)
僕も何回か飲んで捨てました。
また飲みたいとは思わないですけど
また見て見たいとは思います。