安保法整備国会審議

   日本国憲法第９条は国権の発動たる戦争、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄すると謳っています。
  不幸にして日本は米国の方針転換で再び軍備＝自衛隊を持ってしまったことで、自民党による9条改悪が何度も企てられましたが、その都度戦争経験がある母親たちは社会党に投票してきました。自民党に改憲の発議ができる2/3以上の議席を与えないために。自分の子供を戦争に取られたくない思いで。
  自民党から政権を奪えないならせめてもの気持ちから、そんな思いをぶち壊したのは自民党と連立政権を組んだ村山富市と土井たか子でした。あのときのショックは後々まで響いています。せっかく自民党から政権を奪えたのに、息を吹き返させてしまった。
  小泉政権より更に極右の安倍政権誕生が二度も、そして更に戦争への道を開こうとしている今。選挙権が18以上に変えられました。戦争を知らない世代が育ててきた世代に選挙権が与えられたことに不安を覚えます。蟻と兵隊の映画でも描かれたように戦争は人を殺せと言うことです。人を殺せと教えて慣れさせる。
  平和主義を守ろうとする気概を誰もが持ってほしい。戦争のない理想社会を目指した日本国憲法第９条を守らせるためにも、声を挙げましょう。
集団的自衛権は日本国憲法第９条違反なのは明らかだから。