政治生命が危ぶまれる事件、総選挙を前に政治資金規制法違反、政治資金報告書不実記載で元秘書の国会議員が逮捕された。 政治団体(小沢元民主党代表の後援会)陸山会の土地購入資金について、政治資金規制法違反で国策捜査が行われ、小沢さんが指示を出していたのではないかと、検察の執拗な取り調べが行われていた。秘書らとの共謀正犯が問われていたが、言い分は二転三転したが、東京地検特捜部は二度起訴を見送った。それを不服とした在特会の連中が、検察審査会に不服申し立てをした。 一度目は起訴相当を見送った、再度の検察審査会で起訴相当とされ、指定弁護士が検察官として小沢さんを起訴した。 争点は、土地購入資金の出所を隠すために、小沢さんと秘書らとの間に共謀があったかどうかであった。 第一審東京地裁裁判官は、起訴理由となった秘書らの検察供述証拠を、悉く証拠不採用にした。起訴理由が採用されなかったから、当然指定弁護士側の主張は退けられ、棄却されると思いきや、公判は継続された。 審理の末、昨日2月26日に小沢元民主党代表の無罪判決が、東京地裁ででた。共謀したと言う事実を認定すべき証拠がないと言う理由で。回りくどい判決理由から、指定弁護士が控訴する理由を考えられる機会を与えてしまったかのようだった。 当然無罪判決が出されると思っていたから、民主党政権には大打撃だと思う。小沢さんの政治生命を絶とうとした連中にとっては。