4期8年ぶりの選挙戦となった日本相撲協会の理事選挙は1日、両国国技館で投開票が行われ、元横綱の貴乃花親方(37)が10票を獲得して初当選した。

 立浪一門に所属する大島親方(元大関旭国)は8票で落選した。

 貴乃花親方は昨年11月、理事に立候補する意向を表明。今月の一門の会合で、候補者調整がつかず二所ノ関一門を離脱し、支持に回った6人の親方が同一門から事実上破門される異例の展開をたどった。

 定数10の理事(外部理事を除く)には、貴乃花親方を含む11人が立候補した。貴乃花が同門の枠を超えて得票したことになった。ただ改革改革というが、改革の中身はまだ闇の中だ。どうなる大相撲。