大国の思惑がぶつかり合って、発展途上国との軋轢はさらに広がり、大国でありながら、我らはまだ発展途上だという中国と、先進国というか後退国というか英国が批判合戦を繰り広げた。地球温暖化は本当に進んでいるのか、太平洋上の島国の海岸線は海水に浸食され、また東南アジアでは海岸線の街や村が海水の中に沈んでいる現状を、海水面の上昇によるものと見るか、地殻変動による地盤沈下がもたらしたものと見るか。地球学者たちの意見も分かれるところではあるが、それにしてもCOP15の会議は何のための会議だったのか。