料理をするか

　ブログねたで書いた記事が、評価で物言いがついてしまった。料理をすることによって世界が見えてくると書いたことが気にいらなかったのか。

人の口に入るもの、全ての人に平等に食べも物が口に入る世界を標榜している。日本は、米国の年次改革要望書に沿って農政をやってきた。だから、自給率３０％を切る事態になった。米国からの種を輸入しないと穀物が作れなかったり、とうもろこしや小麦などの加工品は、圧倒的に外国産のものが多いのだ。
　田んぼで作るおコメでさえ、減反したら給付金を出します、お米を作らないほうがお金が入ってくる仕組みをつくってしまった。この日本において農業と林業をないがしろにしてきた政策で、自然からのしっぺ返しが大々的にやってくる。
　卵料理、料理のうちでも一番簡単な料理だと思っている人がいる。じゃあ目玉焼きの黄身を半熟でとか固めにといわれたら、できる人がどれだけいるだろうか。そして薄焼き卵、錦糸玉子にするための焼き方だが、これも同じ、そして厚焼き玉子、ダシを混ぜていかに焦がさないように焼くか、そしてオムレツ。これも半熟にしてクリーミーにするのか、硬めに焼くのか、ゆで卵にしたって手順がそれぞれ違う。そして、卵の仮想水と、鶏に上げている肥料を考えた時、これも純粋な国産とはいえないことが分かる。料理をすると世界が見えてくる、一粒の穀物も口に入れることができない子ども達が今日も餓死している地球に私達日本人も生きているのだ。料理を通して世界が見えてくる、それでも飽食の中にいる日本人は食べ物を平気で残す。ああもったいない。