河井夫妻逮捕 | ミュウタントのブログ

ミュウタントのブログ

ブログの説明を入力します。

公職選挙法違反で河井前法務大臣と河井参議院議員が逮捕された。法務省のトップだった人が逮捕されたなんて日本の政治史上初めてのことだ。
選挙カーに乗ったウグイス嬢に法定以上のお金を渡していたことが週刊誌にすっぱぬかれて、そこから昨年の参議院選挙広島選挙区でのどろどろとした劇がどんなものだったのかが明らかにされた。広島地方検察庁特別刑事部が捜査に当たった。始めに秘書が逮捕され、夫の政策秘書も逮捕された。
ここまでは選挙での公選法違反という事件にすぎなかったのだが、今年1月に黒川東京高検検事長の定年延長が検察庁法を無視して国家公務員法の定年延長規定を援用する形で閣議決定された。この時は反対の声がtwitterに上がることはあまりなかったのだが、国家公務員法の定年を延長する法改正という形で持ち上がってから、検察庁法もそれを援用して尚且つ必要とあれば幹部の検察官の定年を閣議決定で延長できるという文言に反対の声がtwitterデモという形で、検察庁法改正に異議ありとか検察庁法改正に反対ですという#がつけられ拡散された。
そこに有名人としての芸能人たちも声を挙げてくれたお陰で400万を越えるツィートが生まれ、政府も法案の成立を断念するという前代未聞の事件が起こった。自民党内や安倍首相のお友だち関係の刑事事案に手心を加えさせるために検事長の定年延長や、検察庁法改正が仕組まれたのだという声が上がっていたから。
検察は逮捕許諾請求を国会に出さず閉会してから河合夫妻の逮捕に至った。贈賄側が逮捕され収賄側の逮捕は今のところない。これもおかしなことだ。
二人は取り調べに一貫して犯罪の認否においてすべて否定しているが時間の問題だろう。後は東京地検の特捜部が自民党に踏み込むかどうかだ。既に検察庁内部の権力闘争は黒川東京高検検事長の辞任で林さんが東京高検検事長に着いたことで決着が着いている。これを取引材料にして検察は自民党に触手を伸ばすことをやめてしまうのか、今後の動きから目が離せない。