世界の恒久平和は、人類共通の願いである。
しかしながら、今日なお世界の動きは、
核戦争の危機をはらみ、まことに憂慮に耐えない。
わが国は唯一の被爆国として、核兵器の恐ろしさと、
被爆者の苦しみを全世界の人々に訴え、
再び広島・長崎の惨禍を繰り返してはならない。
葛飾区は、区民の生命と安全を守るため、
いかなる核兵器に対してもその廃絶を求め、
ここに「非核平和都市」を宣言する。
昭和58年11月19日
葛飾区にある青戸平和公園は、国際平和年の後に青戸公園を改修し、今のように整備された。噴水と、その前にはこの宣言と広島と長崎の被曝遺品が展示してある。その遺品は、故江口保先生の心意気に感じ、大手ゼネコンが無料で葛飾区まで運んでくれたものである。