米国から日本に渡されたウイルス株は、球体というか丸いものだった。東大医科研が、新型インフルエンザの変異が始まっていることを世界で初めて映像で捉えた。丸かったものが、細長く変化しつつあるのがはっきり映し出されていた。
だからといって今、急に感染が広がるわけではないが、より感染力を強めていることが予想される。
どんな事態に発展するかは分からないがあらゆる手立ては、打って置かないといけないだろう。
南半球で広がる感染者、それは今冬に向かっているからだが、そこから又全世界に広がる虞もある。又日本では、終息したわけではなく少しずつ広がっている。梅雨のさなかにインフルエンザの勢いが、衰えを見せていないことも不気味だ。
水際作戦を誤りと見るのは間違いだという意見がネットに出回っているが、政府構成労働省が取った水際作戦は、たぶんにパフォーマンスであり、感染拡大を食い止めることができなかったことは確かだ。それは簡易検査キットを過信する余り、熱のあるとサーモグラフィーで発見されていたにも拘らず、患者を帰宅させていたことだ。また渡航暦がないということで、感染者発見が遅れたことだった。
タミフルなどの抗生物質の備蓄は、日本のパンデミックに十分な量とはいえないのではないかと思うが、抗生物質は最後の手段として、まずは手を洗うなど予防に努めよう。予防のためのマスクは、意味がないのでやめよう。
手を洗うことで感染は80%ぐらい予防できる。外出から帰った時、又外食時も手を洗うようにしよう。流行期に入ったら、むやみに人ごみには出かけないことだ。
スペイン風邪といわれた時代に比べたら衛生的になっているとはいえ、あのときより世界は時間的に狭くなっている。政府候労相、会保険期間、民間の医療機関でも十分な監視が必要だと思う。